
この記事の目次
1.廃インクタンクとは?
廃インクタンクとは、印刷で余分に出たインクやヘッドクリーニングで出たカスをためるパーツです。
プリンターは起動時にもヘッドクリーニングをしているので、プリンターを長く使っていると必ずこのタンクは一杯になっていきます。
よくインクのエラーと勘違いされることがありますが、廃インクタンクエラーのときは、基本的にインクには何も問題はありません。
2.エラー表示内容は?
廃インク吸収部分は各メーカーによって名称が異なり「廃インクタンク」「廃インク吸収パッド」「廃インク吸収体」などと呼ばれます。
エラー表示は
- プリンタ内部の部品調整が必要です
- インク吸収対の交換が必要です
- 廃インク吸収パッドの吸収量が限界に達しました。メーカーの修理窓口に交換をご依頼ください。
などこちらも各メーカーによって表記は異なります。
3.廃インクタンクエラーが起きやすいメーカー
キャノン・エプソン・ブラザーを比較した場合、特にエプソンプリンターで廃インクタンクエラーが起きやすいようです。
原因は不確かですが、キャノンやブラザーに比べて、頻繁にヘッドクリーニングを行うために満杯になりやすいと考えられています。
4.キャノンの廃インクタンクエラー
キャノンの場合は、エラーが出たらすぐにプリンターが止まるというわけではなく、数回警告が表示されてから、実際にエラーになりプリンターが動かなくなります。
一度廃インクタンクエラーで止まってしまうと、もうプリンターが動かせなくなり、使えるインクも取り出せなくなる場合もあります。エラーが出始めたら、動くうちにメーカーに修理依頼することがオススメです。
廃インクタンクの清掃・交換費用について、キャノンホームページでは、約5,800円~27,800円の間と記載されていました。(2020/10/20現在)
5.エプソンの廃インクタンクエラー
エプソンも基本的にはキャノン同様メーカー修理が必要です。キャノンに比べて修理頻度は高いですが、交換のコストはキャノンより安いです。メーカーページでは、廃インクタンクの交換だけなら約4,000円と記載されていました。(2020/10/20現在)
最近、エプソンでは自分で廃インクパッドを交換できるプリンターも登場しました。
下記はエプソンのPX-B700の廃インクタンク交換の様子です。
全てのインクジェットプリンターにメンテナンスボックスが内蔵されているわけではないので、対応機種をご確認ください。
EPMB1(メンテナンスボックス)の対応機種
KAM-6CL カメ |
KUI-6CL クマノミ |
IC6CL80 とうもろこし |
EP-882AW EP-882AB EP-882AR EP-881AW EP-881AB EP-881AR EP-881AN |
EP-880AB EP-880AN EP-880AR EP-880AW EP-879AB EP-879AR EP-879AW |
EP-982A3 |
メンテナンスボックスは価格も1,000円前後です。
6.まとめ
プリンターによっては、廃インクタンク交換とプリンター買い直しがほぼ同価格なので、その場合はヘッドの劣化状況なども確認してプリンター買い替えを検討しましょう。
7.プリンターの廃棄・捨て方
各自治体の指定にもよりますが、自宅用のプリンターは家庭ごみとしてゴミ出し処分が可能です。
ゴミとして処分するのがもったいない。という場合は、リサイクルショップやフリマ・ネットオークションでも売れるようなので試してみましょう。
8.インクカートリッジの廃棄・捨て方
メーカーの純正品であれば、リサイクル用の回収ボックスに入れましょう。回収ボックスは家電量販店や郵便局など、多くの場所に設置されています。
未使用や使用途中のインクカートリッジも回収ボックスを利用できます。もし、近くに回収ボックスがない場合や、純正品以外で回収ボックスを利用できない場合は、自治体のゴミ分別のルールに従って可燃ゴミか不燃ゴミとして出しましょう。
この記事を書いた人

- 詰め替えインクのエコッテのスタッフ前野です。
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