プリンターのおすすめ機種やメーカーの選び方は?型番や価格の比較一覧

店長 てづか 29,293 views
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メーカー

インクジェットプリンターを買おうと考えているけど、メーカーも機種もいろいろあってどれを選べばいいのかわからない・・・という方必見! 1999年から100台以上のプリンターを使ってきたエコッテだから伝えられる商品カタログには書いていないインク屋の情報と観点で、キャノン、エプソン、ブラザー、HPのプリンター4大メーカーを一刀両断。様々な角度から比較したので、読み応えのある内容になっていると思います。ぜひ、最後までお読みください!

1.キャノン、エプソン、ブラザーなどメーカーはどこがいい?

プリンターの機能、本体の色、などプリンターのメーカーの特徴を色々な角度から切り取ってみました。

1-1.一目でわかるプリンターメーカーごとの得意分野と特徴

ic_makasero

得意分野で自分に合ったメーカーを選ぶと良いです。そこで各メーカーの特徴を表にしました。

メーカー名 と シリーズ名 得意なこと・特徴
キャノン PIXUS A4印刷もL版印刷もOK,バランス力抜群
エプソン Colorio とにかく写真印刷が得意
エプソン ビジネスプリンター 大量印刷・ビジネス専用機
ブラザー PRIVIO FAX機能とA3印刷機が豊富
HP HP 最近のHPはちょっと不安定

インクジェットプリンターを購入する場合上記のどれかを購入する場合がほとんどです。キャノンエプソン同様、ビジネスプリンターを販売していますが販売代理店が入っている場合がほとんどですのでここでは触れません。

キャノンのPIXUSは文字を印刷することも写真を印刷することもどちらも得意です。家庭で使う場合も仕事で使う場合もOK!多様なユーザーに適したオールマイティなプリンターです。この安定力は群を抜いています。迷ったらキャノンを選んでおけば間違いないです。

エプソンのColorioはインクジェットプリンターは写真を印刷するためのプリンターです。ですので印刷速度もL版を基準にしています。その為、オフィス用、仕事用にはわざわざ「ビジネスプリンター」を販売しています。エプソンの考える理想的なユーザーは写真はカラリオ、書類印刷はビジネスプリンターを使うユーザーだと思います。それがエプソンが提案する使い方でラインナップも豊富です。さすがプリンター事業が主軸の会社だけあります。

ブラザーPRIVIOはFAX機で一世代を築いたメーカーで、FAX機をベースにしたプリンターが得意で個人事業主、スモールオフィスで広く使われています。A3用紙が印刷できるプリンターも多いです。

HPは最近は以前の安定性がなく、あまりおすすめできません。ランニングコスト面でも代替インクが出回っていませんので純正インクを使わざるを得ません。 自分の使い方によってプリンターメーカーを決めるのが良いでしょう。

1-2.本体カラーにこだわるならキャノン

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エプソンはホワイトとブラザーはブラックが主流です。キャノンはどちらかと言うとブラックが多いような気がします。各メーカーのインクジェットプリンター本体カラーの一覧です。

メーカー名 プリンター本体カラー
キャノン ホワイト・ブラック・レッド・オレンジ・ブラックシルバー・プレミアムゴールド・ノーブルレッド・プレミアムゴールド・ノーブルレッド・エクリュベージュ・ツートンカラー
エプソン ホワイト・ブラック・レッド
ブラザー ホワイト・ブラック

キャノンは色のバリエーションが多彩です。また、ターゲットを絞って本体カラーも変えています。例えば女性向けにプレミアムゴールドといった具合です。

1-3.キャノン、エプソン、ブラザーのプリンター機能を比較する!

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インクジェットプリンターの機能は大きく3つ分かれます。プリンターを選ぶポイントは必要な機能を理解することからです。

プリンター機能 パソコンから印刷できる
コピー機能とスキャナ機能 コピーとスキャナができる
FAX機能 FAX送受信ができる

各プリンターメーカーではこの機能を次の名称で呼んでいます。

メーカー パソコンから印刷できる パソコンから印刷できる + コピーとスキャナができる+(FAX機能)
キャノン プリンター 複合機
エプソン 単機能モデル 多機能モデル
ブラザー 複合機
hp プリント プリント、コピー、スキャン

ですので、大きくわけるとコピー、スキャナが出来ないプリンターのみか、コピー、スキャナが出来る複合機かになります。ブラザーの場合複合機にFAX機能があるものが多いです。単機能プリンターの良いところはシンプルなので故障が少なく、安定性があるところです。

1-4.型番でプリンターがわかるプロ情報

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1-4-1.Canon編・・・最初のアルファベットで判断できる。例:MG3630、TS9030

キャノンのプリンター型番でみる機能一覧
TS 複合機 プリント、コピー、スキャナ、背面トレイ
MX 複合機 FAX付、プリント、コピー、スキャナ
MG MP 複合機 プリント、コピー、スキャナ
iX iP プリント

価格的には色々な機能がついているMXシリーズが一番高く、次にMGやMP、そしてiX,iPという順番になっています。2016年9月発売のTSは背面給紙がついているのが復活、進化したのが特徴です。キャノンの場合、A3、A4サイズかどうかは型番で見分けることができません。

1-4-2.EPSON編・・・最初と最後尾のアルファベットで判断できる。例:PX-045A、EP-976A3

エプソンのプリンターには大きく4つタイプに分けられています。 1.Colorio (個人向け) 2.ビジネスプリンター (企業向け) 3.エコタンク搭載モデル (個人・ビジネス両方に存在) 4.プロセレクション (写真愛好家向け) それぞれのアルファベットや数字の意味を知ることで、そのプリンターのスペックが簡単にわかります。

型番の先頭のアルファベットでプリンター、インクの種類がわかる
LP レーザープリンター
PX インクジェットプリンター・顔料インク
EP インクジェットプリンター・染料インク
EW インクジェットプリンター・顔料インク+染料インク
末尾のアルファベットで機能がわかる
末尾にFがついたら 複合機 FAX付、プリント、コピー、スキャナ
末尾にAがついたら 複合機 プリント、コピー、スキャナ
末尾になにもつかない場合 プリントのみ
末尾にTがついたら エコタンク搭載モデル
末尾の数字でA3機かA4機かの区別ができる
4ケタまたは3ケタで語尾に3がついたら A3機
3ケタ A4機

上記をまとめると LP-S6160R1はレーザープリンター PX-434Aはインクジェットプリンター、顔料インクでA4複合機 EP-4004はインクジェットプリンター、染料インクでA3でプリントのみ EP-977A3はインクジェットプリンター、染料インクでA3複合機(最近は語尾にA3機器は語尾に「3」がつく場合が多いようです。) EW-M571Tはエコタンク搭載モデル とってもわかりやすいですよね。プリンター型番を見ればどんな機種か一目瞭然!

1-4-3.brotder編・・・型番を見ただけでFAX付かA3対応かまでわかります。

ブラザーのプリンター型番でみる機能一覧
MFC <複合機> FAX付、プリント、コピー、スキャナ
DCP <複合機> プリント、コピー、スキャナ

表のようにMFCかDCPでFAX機能付かそうでないかが大別できます。

数字の桁数でA3機かA4機がわかる
4ケタ A3機 例:MFC-J4910CDWはA3のFAX付の複合機
3ケタ A4機 例:DCP-J752NはA4の複合機

ブラザーのプリンターはA3機が得意です。図面を印刷される方などお使いの場合が多いですね。 ビジネスプリンターとして使用したい!A3対応しているのは?A4機は?FAXできる機種はどれ? って考えますが、大丈夫です。 プリンター型番を見ればどんな機種か一目瞭然! とってもわかりやすいブラザーのプリンター型番でした。

2.キャノン、エプソン、ブラザーのインクってどう違うの?

インクの成分に違いがあるのでしょうか。また、インクの色数にメーカー毎の違いはあるのでしょうか?そして100年インク、300年インクとは?具体的に各メーカー毎に話を進めていきます。

2-1.顔料インクと染料インク、メーカーで比較

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キャノンは必ず黒に顔料インクを使っています。染料の黒もはいっている場合もありますが、その場合も1色は顔料黒です。例えば4色だと黒が顔料インク、カラーは染料インク。5、6色だと黒が顔料インク、カラーは染料インクでもう1本黒の染料インクで構成されています。 エプソンの場合、4色の場合は顔料インク、6色は染料インクの場合が多いようです。 ブラザーの場合、黒は顔料インク、カラーは染料インクです。わかりやすいように表にしました。

各メーカー顔料系・染料系早見表
メーカー 顔料 染料
キャノン BK BK・C・M・Y
ブラザー BK C・M・Y
エプソン BK・C・M・Y BK・C・M・Y ・LC・LM
hp <一体型> BK・C・M・Y C・M・Y

これを見ると次のことがわかります。キャノン、ブラザーはテキストを印刷するために必ず黒は顔料インクを使っている。なので書類印刷には向いている。一方エプソンは顔料インクだけ、染料インクだけの構成ということ、これは写真印刷に特化したプリンターを売りにしているということがわかります。エプソンのプリンターを探す際、プリンター型番で顔料インクか染料インク化識別できます。顔料インクは「PX-」、染料インクは「PM-」「EM-」となっています。

なお、顔料インクと染料インクの違いは次の通りです。 「顔料インク」はは水に溶けず、色素が粒子のまま残ったインクのことです。染料よりも耐水性が高く、色がくっきり鮮明で着色力が強いインクです。ビジネス書類 の印刷やハガキ印刷に適しています。その半面、複雑な色の表現は苦手です。光にさらされても色褪せしにくいし、水に濡れてもにじみが出にくいです。また粒 子が粗いため、プリントヘッドのノズルが目詰まりしやすいという欠点があります。

顔料インク 染料インク
gannryou_illast01 gannryou_illast02
紙に染み込む 紙の表面に定着する
光沢感があり発色が鮮やか 速効性あり色の安定が速い
耐水性・ 耐光性 に優れている コントラストがはっきりしている
文章の印刷に最適! 写真の印刷に最適!

以上のように、文書印刷には顔料インク、写真印刷には染料インクが適しているため、プリンターメーカーではそれぞれの方法で使い分けをしているというわけです。

2-2.アルバム保存100年か300年か!

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染料インクは元々、光に弱いという欠点がありますが最近のプリンターメーカーのインクはこの欠点を克服してアルバム保存だと100年または300年持つこと を謳っています。なお、hpはこの点を公表していません。サポートダイヤルに聞いてみましたが情報がないとのことでした。

プリンターメーカーごと保存年数を比較
エプソン 染料インク 耐光性50年、耐オゾン性10年、アルバム保存年数300年
エプソン 顔料インク 耐光性45年、耐オゾン性30年、アルバム保存年数300年
ブラザー アルバム保存100年以上、耐光性50年以上
キャノン アルバム保存100年
HP 公表していない
非純正インク アルバム保存20年~30年

とことんインクの品質にこだわるならエプソンが良いということになりますね。でも、この後のインクコストのところでお話しますが、エプソンのインクはその分高額になります。 

2-3.インクコストをプリンターメーカーごとに比較する!

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ランニングコストはとても重要です。プリンターは安く購入できて嬉しかったけど、インク代が高くついたのでは悲しすぎます。 1枚あたりいくらで印刷できるのか、各プリンターメーカーのページからインク代を写しました。エプソンの場合、インクジェットプリンターは写真印刷のためということでA4印刷のコストは公表していません。

3大メーカーインクジェットプリンターインク価格比較
メーカー プリンター インク型番 L版 A4
キャノン PIXUS MG3630 BC-340/BC-341(一体型) 標準 約24.3円 約19.0円
BC-340/BC-341(一体型) 大容量 約18.6円 約12.4円
PIXUS MG5730 BCI-371/370 標準 約20.0円 約11.3円
BCI-371/370 大容量 約15.1円 約8.6円
PIXUS TS9030 BCI-371/370 標準 約23.1円 約13.2円
BCI-371/370 大容量 約15.1円 約8.9円
エプソン EP-978A3,EP-808,EP-708A等 IC6CL80 約26.5円
IC6CL80L 約20.6円
ブラザー BASICシリーズ LC211-4PK、LC111-4PK 約17.9円 約8.1円
NEOシリーズ LC219/215-4PK、LC217/215-4PK LC119/115-4PK 約18.8円 約7.1円
WORKSシリーズ LC119/115-4PK 約6.1円

※紙はキャノンL版はキャノン写真用紙・ 光沢 ゴールド、A4は普通紙。エプソンはL判・写真用紙(光沢)。ブラザーはL判サイズ(フォト印刷)。となっております。いずれも各メーカーのサイトからの抜粋です。 これを見るとキャノンのBC-340/BC-341がヘッド付インクカートリッジなので高いのはわかりますが、エプソンの IC6CL80はそれを上回る価格です。さすがにアルバム保存300年を謳っているだけあります。

また興味深いのはキャノンの場合、同じインクカートリッ ジでもプリンターによってインクコストが変わるという点です。ブラザーも同様のことが言えますが、シリーズによってプリンターの機能を変えることでインクコス トも変化しているようです。エプソンでも一部の機種に書類印刷専用機があり、その場合はこの例があてはまります。例:PX-105 エプソンの写真専用機で書類を印刷するのはやめた方が良いです。その場合はビジネス用のインクジェットプリンターが良いです。こちらのインク代も表にしてみました。

エプソン ビジネスインクジェットプリンター
プリンター型番 インク型番 A4 カラー A4 モノクロ
PX-M5041F/PX-5040F IC4CL74 約7.6円 約2.5円
PX-B700 IC4CL90 約6.1円 約1.8円
PX-M350F / PX-S350 ICBK95   約1.8円
PX-M840F IC4CL92 約6.1円 約1.8円

仕事で書類をバンバン印刷する場合、ビジネスインクジェットプリンターがおすすめなことがわかります。

3.ズバリおすすめプリンター!

キャノン、エプソン、ブラザーの3メーカーで、おすすめのプリンターをピックアップしました!

3-1.キャノン PIXUS TS6330

TS6330

基本スペック
タイプ インクジェット 解像度 4800×1200 dpi
インク形状 独立 インク色数 5 色
インク種類 染料+顔料 最小インク滴サイズ  
カラー印刷速度/分 10 枚 モノクロ印刷速度/分 15 枚
インク・用紙合計コスト 17.3 円 液晶モニタ
タッチパネル 消費電力 14 W
自動電源オン 自動電源オフ
複合機(多機能プリンター) モバイルプリンター  
給紙
最大用紙サイズ A4 給紙トレイ 前面/背面
最大給紙枚数(普通紙) 200 枚 最大給紙枚数(ハガキ) 40 枚
接続機能
スマホ対応 スマートスピーカー対応
AirPrint対応 Wi-Fi Direct対応
NFC対応   Googleクラウドプリント対応
詳細スペック
機能 コピー
スキャナ
接続インターフェイス USB2.0
無線LAN(Wi-Fi)
その他機能 ネットワーク印刷
自動両面印刷
フチなし印刷
大容量インクタンク  
サイズ・重量
幅x高さx奥行き 372x139x315 mm 重さ 6.2 kg
カラー
カラー ブラック
ホワイト
   

3-2.エプソン Colorio EP-882A

EP-882AW EP882AW エプソン プリンター 最新

基本スペック
タイプ インクジェット 解像度 5760×1440 dpi
インク形状 独立 インク色数 6 色
インク種類 染料 最小インク滴サイズ  
カラー印刷速度/分   モノクロ印刷速度/分  
インク・用紙合計コスト   液晶モニタ
タッチパネル 消費電力 20 W
自動電源オン 自動電源オフ
複合機(多機能プリンター) モバイルプリンター  
給紙
最大用紙サイズ A4 給紙トレイ 前面/背面
最大給紙枚数(普通紙) 101 枚 最大給紙枚数(ハガキ) 61 枚
接続機能
スマホ対応 スマートスピーカー対応  
AirPrint対応 Wi-Fi Direct対応
NFC対応   Googleクラウドプリント対応
詳細スペック
機能 コピー
スキャナ
接続インターフェイス USB2.0
有線LAN
無線LAN(Wi-Fi)
IrDA
その他機能 ダイレクト印刷
ネットワーク印刷
自動両面印刷
フチなし印刷
レーベル印刷
カードリーダー
大容量インクタンク  
サイズ・重量
幅x高さx奥行き 349x142x340 mm 重さ 6.8 kg
カラー
カラー ホワイト
ブラック
レッド
   

3-3.ブラザー PRIVIO MFC-J738DN

基本スペック
タイプ インクジェット 解像度 6000×1200 dpi
インク形状 独立 インク色数 4 色
インク種類 染料+顔料 最小インク滴サイズ 1.5 pl
カラー印刷速度/分 6 枚 モノクロ印刷速度/分 12 枚
インク・用紙合計コスト 18.6 円 液晶モニタ
タッチパネル 消費電力 20 W
自動電源オン   自動電源オフ  
複合機(多機能プリンター) モバイルプリンター  
給紙
最大用紙サイズ A4 給紙トレイ 前面
最大給紙枚数(普通紙) 101 枚 最大給紙枚数(ハガキ) 41 枚
接続機能
スマホ対応  スマートスピーカー対応  
AirPrint対応 Wi-Fi Direct対応
NFC対応   Googleクラウドプリント対応
詳細スペック
機能 FAX
コピー
スキャナ
接続インターフェイス USB2.0
無線LAN(Wi-Fi)
その他機能 ダイレクト印刷
ネットワーク印刷
フチなし印刷
カードリーダー
大容量インクタンク  
サイズ・重量
幅x高さx奥行き 400x151x341 mm 重さ 7.2 kg
カラー
カラー ホワイト系    

この記事を書いた人

店長 てづか
店長 てづか
詰め替えインクのエコッテ本店の店長をしている手塚です。
WEBやスマホの時代でも、印刷はなくなりません。
印刷代の節約を少しでもお手伝いできるように日々営んでいます。
EC業界にいながら、意外とアナログ人間です。
最近は登山に行けておらず、目下ランニング中。
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