キャノン インクが出ない･認識しない･印刷できない プリンタートラブル解決法【BC-385/386/365/366/360/361/345/346】

キャノン用詰め替えインクが入っていかない、きれいに印刷できない、残量検知が機能しないときのトラブル対処法を詰め替えインクのエコッテがご紹介します。

インクがかすれる・出てこない色がある

印字不良の原因は、「①インクが入っていない」「②インクの入れ過ぎ」「③プリントヘッドの目詰まり」「④スポンジの吸収排出の力が弱くなっている」の可能性があります。

詰め替えインクの補充量が少ない･インクが十分入っていない

インクが入っているか確認してください。以下が目安となります。カートリッジの外側からインクの量を確認する方法がないため、キッチンスケール（計量器）などで重さを量ると確実です。

詰め替えインクの入れ過ぎ

インクを入れ過ぎてしまうとカートリッジ内の空気の通りが悪くなることで、印刷擦れが起こりやすくなります。

カートリッジ底面のプリントヘッド部に畳んだティッシュをしばらくあてて、インクを吸い出してください。作業の際は新聞紙を敷くなどして周囲を汚さないようご注意ください。

インクの出が悪くなっている場合、インクの吸出しには数十分程度時間がかかることがあります。

プリントヘッドの目詰まり

ヘッドの目詰まりは「ヘッドクリーニング」で除去してください。

ヘッドの目詰まりは「ヘッドクリーニング」で除去してください。何度か実行しても改善しない場合は、電源を切った状態で一晩程おいて「強力クリーニング」を実行してください。

クリーニングはプリンターのメンテナンスメニューやパソコンのコントロールパネルから実行できます。詳しくはプリンターの取扱説明書をご参照ください。

【参考】 純正インクカートリッジに戻す

純正カートリッジが手元にある場合は、一度純正品に戻してからクリーニングを実行し、プリンターの電源が入った状態で30分程度置いてから、パターン印刷を試してください。純正インクはクリーニング効果があり、目詰まりが改善されることがあります。

スポンジの吸収排出の力が弱くなっている

ヘッドの目詰まりが原因ではない場合は、カートリッジが原因の可能性があります。

何度か使用している、あるいは使用後しばらくインクをいれなかったカートリッジは、内部のスポンジが劣化消耗してインクを吐き出せなくなります。①②③を実行しても改善しない場合はカートリッジの寿命ですので新しい純正カートリッジをご用意ください。

新しいカートリッジに交換した後は、ヘッドクリーニングを行ってください。
改善しない場合、強力クリーニングがあれば実行します。なければもう一度ヘッドクリーニングをします。
※ヘッドクリーニングはインクを大量に消耗するので、3回以上実行しないでください。

インクを入れても残量表示が戻らない

プリンターは詰め替えたインクを検知できないため、インクを入れても残量表示はもどりません。
プリンターが検知して表示しているのは元々カートリッジに入っていた純正インクの量のみです。

詰め替えたインクを使用するには純正インクを使い切った後「残量検知無効操作」が必要です。残量検知無効操作を実行するとインク残量は表示されなくなり、詰め替えたインクが使えるようになります。

残量検知について詳しくは「キャノンインクの残量検知を無効（リセット）にする方法」をご覧ください。

残量検知無効操作･リセットの方法

2-1-1.警告が出るまで印刷を続ける

インク残量に関する警告が出るまで印刷を続けます。

「インクが少なくなっています」という表示が出てもまだ残量検知無効操作の段階ではありません。そのまま印刷を続行できるので続けてください。

2-1-2.プリンターのストップボタンを5秒以上長押し

プリンターやパソコンに「インクがなくなりました」「インクなしを検知しました」と言う表示が出たら、OKを押した後、プリンターのストップボタンを5秒以上長押しします。

2-1-3.詰め替えたインクが使えるようになる

残量検知無効操作がされ、残量が検知されなくなり印刷できるようになります。

※以後カートリッジを新しいものに取り換えるまでインク残量は表示されなくなります。インク残量は外観からは分からないため、詰め替えインクの説明書記載のカートリッジの重量や印字の具合をみて小まめに補充してください。

「インクタンクが認識できません」と表示される

純正インクカートリッジが詰め替え回数に関わらず、突然プリンターに認識されなくなることが稀にあります。

残念ながらこのエラーは解決することができないため、新しいカートリッジをご用意ください。

廃インクエラーになった

インク吸収体はクリーニング等に使われたインクが吸収される部品で「廃インクタンク」等とも呼ばれます。吸収体は消耗品ですので、満杯になるとメーカーへ有償部品交換に出す必要があります。

インク吸収体のエラーは故障とはちがい、詰め替えインクの使用に関わらず、プリンターを使用しているといつか起こるものですので当店保証の対象外となります。一部機種はユーザー自身で交換できますのでプリンターの取扱説明書をご確認ください。
メーカー窓口へ修理依頼をしてください。

詰め替えインクのエコッテの保証

トラブル解消法を試してみても印字不良が直らない場合は、残念ながらメーカー修理が必要な可能性があります。

トラブルが起きると互換インクや詰め替えインクを使うのが怖くなる方がいらっしゃるかもしれませんが、エコッテでは純正プリンターメーカー同等の2つの保証をおつけしているので、安心してご利用いただければ幸いです。

エコッテで購入後1年以内の商品で起きた不具合の場合は、カスタマーサポートよりご連絡ください。

Canon 詰め替えインク対応プリンター一覧(BC系)

今回紹介したキャノン一体型インクカートリッジの対象型番の機種一覧は以下の通りです。

BC-385 BC-386：PIXUS TS6730、PIXUS TS6630
BC-365 BC-366：PIXUS TS3530
BC-360 BC-361：PIXUS TS5430、PIXUS TS5330
BC-345 BC-346:PIXUS TS3330、PIXUS TS3130、PIXUS TS3130S、PIXUS TS203
BC-340、BC-341：PIXUS TS5130、PIXUS TS5130S、PIXUS MG4230、PIXUS MG4130、PIXUS MG3630、PIXUS MG3530、PIXUS MG3230、PIXUS MG3130、PIXUS MG2130
BC-310、BC-311：PIXUS iP2700、PIXUS MP493、PIXUS MP490、PIXUS MP480、PIXUS MP280、PIXUS MP270

1色ずつが分かれているCanon独立型インクカートリッジの場合は、以下の記事を参照してください。

キャノン詰め替えインクトラブルのよくある質問

インクがかすれる・出てこない色がある

印字不良の原因は「①インクが入っていない」「②プリントヘッドの目詰まり」「③スポンジの吸収排出の力が弱くなっている」の可能性があります。

インクを入れても残量表示が戻らない

残量検知無効操作ができているか確認をしてください。

「インクタンクが認識できません」と表示される

純正インクカートリッジが詰め替え回数に関わらず、突然プリンターに認識されなくなることが稀にあります。新しいカートリッジをご用意ください。

廃インクエラーになった

メーカー窓口へ修理依頼をしてください

この記事を書いた人

エコッテ まえの

詰め替えインクのエコッテのスタッフ前野です。

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