
キヤノンのPIXUS TS3530・TS3730・TS3500は、共通のインクカートリッジ「BC-365(ブラック)」「BC-366(カラー)」に対応しています。
本記事では、通常タイプと大容量のBC-365XL/BC-366XLの違いや印刷コストを比較し、純正・互換・詰め替えインクの選び方を分かりやすくご紹介します。
インク代を抑えたい方や、どのインクを選べばよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
1. TS3530/TS3730/TS3500の対応インク型番と機種の位置づけ
まずは3機種の位置づけと、対応インクの基本情報を整理します。3機種は発売時期と細部の仕様がわずかに異なるものの、使えるインクはまったく同じです。買い替えや2台持ちのご家庭でも、インクは共通で運用できます。
1-1. 対応インク(純正)は BC-365 と BC-366 の2本セット
3機種は共通して、FINEカートリッジ世代の「BC-365(顔料ブラック)」と「BC-366(染料の3色一体カラー)」の2本構成です。それぞれ大容量版として「BC-365XL」「BC-366XL」も用意されています。
- BC-365:ブラック(顔料インク)。文字印刷に強く、にじみにくいのが特徴です。
- BC-366:シアン・マゼンタ・イエローが一体になったカラーインク(染料)。写真やイラスト印刷に使用します。
- BC-365XL/BC-366XL:それぞれ大容量版で、標準容量比で約2倍のインク量を搭載しています。
1-2. 3機種の細かな違いと共通点
TS3530は2023年発売のスタンダードモデル、TS3730は自動両面印刷などがついたひとつ上のモデル、TS3500は法人/量販店ルート向けの派生モデルという位置づけです。とはいえ、インク周りは完全に共通仕様となっているため、複数台をお持ちの方でもインク在庫は1種類でまとめて管理できます。
詳しい機種比較を確認したい方は、キャノン TS3530のインク完全ガイドや、BC-365/BC-366インクの徹底解説もあわせてご参照ください。
2. BC-365/366(標準)とXL(大容量)の違い ― 印刷1枚単価コスト比較表
選ぶ際にいちばん気になるのは、やはり「実際にどれくらい印刷コストが変わるか」という金額の話です。ここでは、2026年6月時点でエコッテが調査した純正インクの実売価格を基準に、印刷可能枚数(A4/印字率5%/Canon公表値)を用いて1枚あたりの単価を算出しました。
2-1. 純正インクの実売価格と印刷可能枚数(2026年6月時点)
| インク型番 | 実売価格(税込) | 印刷可能枚数(A4/印字率5%) | 1枚あたり単価 |
|---|---|---|---|
| BC-365(標準・黒) | 約1,980円 | 約120枚 | 約16.5円 |
| BC-366(標準・カラー) | 約2,750円 | 約180枚(カラー印字時) | 約15.3円 |
| BC-365XL(大容量・黒) | 約3,190円 | 約400枚 | 約8.0円 |
| BC-366XL(大容量・カラー) | 約3,850円 | 約570枚(カラー印字時) | 約6.8円 |
※価格は2026年6月時点のキヤノンオンラインショップ・主要ECサイトの実売価格帯を参考にした概算値です。印刷可能枚数はキヤノン公式FAQ(faq.canon.jp / a_id 78196)を出典としています。
ご覧の通り、標準容量とXLではブラックで1枚あたり約8.5円、カラーで1枚あたり約8.5円のコスト差が発生します。年間換算するとかなり大きな差になるため、次項でシミュレーションしてみましょう。
2-2. 世帯別・年間コスト差シミュレーション
月間の印刷枚数を家庭・小規模オフィスの平均的な水準に置いて、年間のインク代を試算しました。
| ユーザー像 | 月間印刷枚数(黒/カラー) | 標準BC-365/366使用時 年間コスト | XL BC-365XL/366XL使用時 年間コスト | 年間差額 |
|---|---|---|---|---|
| ライトユーザー(学生・シニア) | 黒20/カラー10 | 約5,800円 | 約2,740円 | 約3,060円お得 |
| 標準ファミリー | 黒40/カラー30 | 約13,420円 | 約6,290円 | 約7,130円お得 |
| ホームオフィス/自営業 | 黒80/カラー40 | 約23,180円 | 約11,000円 | 約12,180円お得 |
※上記は上表の1枚単価(黒16.5円 / カラー15.3円 / XL黒8.0円 / XLカラー6.8円)を用いてエコッテが試算した独自データです。基準:A4・印字率5%・2026年6月時点実売価格。
結論として、月に30枚以上印刷するご家庭であれば、標準ではなくXLを選んだほうが年間で3,000〜1万円以上の節約になります。加えて、カートリッジ交換の頻度も少なくなるため、家事負担・在庫管理の観点でもXLがおすすめです。
3. 互換インク・詰め替えインクという選択肢とその実力
純正インクの1枚単価をさらに引き下げたい場合、互換インクや詰め替えインクという選択肢があります。エコッテでは、TS3530/TS3730/TS3500対応の互換・詰め替えインクを楽天市場(エコッテ楽天店)でも取り扱っています。
3-1. 互換インクの1枚単価と選び方
| インクの種類 | 4本セット目安価格 | 純正比の実質単価 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 純正 BC-365XL+BC-366XL | 約7,040円 | 基準 | キヤノン公式保証。品質最高。 |
| 互換インク(BC-365XL/BC-366XL互換) | 約2,480円〜 | 約1/3 | ICチップ付き。装着後すぐ使用可能。 |
| 詰め替えインク(30ml×4色) | 約1,780円〜(純正カートリッジ4本分相当) | 約1/4 | カートリッジは再利用。3〜4回まで詰め替え可能。 |
※価格帯はエコッテ楽天店の2026年6月時点実売価格を参照した独自データです(エコッテ楽天ページ)。
3-2. エコッテの品質保証と互換品検証実績
エコッテで販売している互換インクは、3年間の品質保証と、初期不良時の交換対応を用意しています。TS3530/TS3730/TS3500すべての実機で装着・印刷動作を検証済み(自社検証済み対応機種:Canon PIXUSシリーズ 60機種以上、2026年6月時点)です。エコッテ楽天店では詰め替えインクの累計販売数が1万個を超え、レビュー平均★4.5以上(2026年6月時点)で推移しています。
ただし、互換/詰め替えインクを長期的に使う場合は、以下の点にご注意ください。
- プリンター本体メーカー保証は原則、純正インク使用時のみが対象です(互換使用は自己責任)。
- 詰め替えの際は、カートリッジのスポンジ部分が乾燥しないうちに実施してください。
- 使用しない期間が長引く場合は、月1回程度のヘッドクリーニングを行うことで、ノズル詰まりを防げます。
より詳しい詰め替え手順を確認したい方は、詰め替えインクの残量チェック方法や、CanonBCインクのメンテナンス完全ガイドもご参照ください。
4. 失敗しない選び方チェックリスト ― あなたはどれを選ぶべき?
ここまでの内容を踏まえて、ご自身に最適な選択肢を判断するためのチェックリストを用意しました。当てはまる項目が多いほうを参考にしてください。
4-1. 純正BC-365/BC-366(標準)が向いている人
- 月間の印刷枚数が10枚以下と少なく、インクが乾燥する前に使い切れる方
- メーカー保証を最優先し、トラブル時にサポート窓口へ問い合わせたい方
- 写真印刷など、発色や画質をとにかく重視したい方
4-2. 純正BC-365XL/BC-366XL(大容量)が向いている人
- 月間30枚以上印刷し、標準容量では交換頻度が煩わしい方
- 年間コストを重視しつつ、純正の安心感は保ちたい方
- プリンター保証をしっかり維持したい方
4-3. 互換インクが向いている人
- ランニングコストを純正比1/3以下に抑えたい方
- 装着後すぐに使える手軽さを求める方
- プリンター本体の保証期間外/延長保証に加入していない方
4-4. 詰め替えインクが向いている人
- ランニングコストを純正比1/4以下に抑えたい方
- 環境負荷を減らしたい(カートリッジ再利用による削減)方
- 作業の手間を許容できる方(初回のみやや慣れが必要です)
5. まとめ:型番早見表と購入先のご案内
最後に、TS3530/TS3730/TS3500の3機種で使えるインクの型番を一覧表にまとめました。プリント時や購入時にすぐ確認できるので、ぜひスクリーンショットなどでお手元に保存してご活用ください。
| 用途 | ブラック | カラー | 推奨されるユーザー |
|---|---|---|---|
| 標準容量(純正) | BC-365 | BC-366 | 月10枚以下のライトユーザー |
| 大容量XL(純正) | BC-365XL | BC-366XL | 月30枚以上のファミリー・自営業 |
| 互換インク | BC-365XL互換 | BC-366XL互換 | ランニングコストを1/3にしたい方 |
| 詰め替えインク | 顔料ブラック用 | 3色用 | ランニングコストを1/4にしたい方 |
結論として、TS3530・TS3730・TS3500いずれの機種でも、月間印刷枚数が30枚を超えるご家庭であればBC-365XL/BC-366XLへの切り替えが最もコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。さらに、家計にやさしい選択肢を求めるなら、互換インクや詰め替えインクを組み合わせることで、年間1万円以上のインク代節約も十分現実的です。
エコッテでは、TS3530/TS3730/TS3500対応のBC-365XL/BC-366XL互換インクと詰め替えインクをご用意しております。3年間の品質保証と初期不良交換つきで安心してお試しいただけますので、まずは以下の商品ページから、ご家庭に合ったインクを選んでみてください。
プリンター本体をこれから購入検討中の方、または現在のTS3530・TS3730・TS3500で「もう少しインク代を安くしたい」と感じている方の判断材料となれば幸いです。
この記事を書いた人
- 「詰め替えインクのエコッテ」のスタッフです。
















