詰め替えインクのエコッテがCanonのプリンターPIXUS TS8530を購入して使用した実機レビューを紹介。キャノンの2021年秋モデルインクジェットプリンターTS8530の印刷機能やインク代・おすすめ度等を徹底解説します。
この記事の目次
CanonのインクジェットプリンターTS8530を使ってみた!
2021年秋に新作モデルとして発売されたキヤノンのインクジェットプリンター TS8530を購入してみました!
価格はAmazonで34,500円でした。使用感やサイズ感・印刷品質などいろいろ試してみましたので、ぜひエコッテのレビューを参考にしてください。
TS8530プリンター本体のサイズ感は非常にコンパクト
外形寸法は、カセット収納時 トレイ類/突起部を含まず約横幅372×奥行345×高さ142(mm)です。
直近で発売されたTS7530や旧型番のTS8430とサイズ感はほぼ変わらないですね!TS7530は(約横幅376×奥行350×高さ142(mm))。
どちらもコンパクトなのでリビングや寝室においてあっても気になりません。
TS7530に比べると角ばっていてシュッとしたイメージです。
色はブラック、ホワイト、レッドの3色展開で部屋の雰囲気に合わせて選べます。
Canon TS8530用のインクはBCI-331、BCI-330
インクは6色の独立型。BCI-331C/BCI-331M/BCI-331Y/BCI-331BK/BCI-331GY/BCI-330PGBK(大容量・標準容量)です。
6色独立型なので、無くなった色だけ補充できるのは節約効果が高くていいですね!
さらに大容量を使用すれば交換の手間も省けて便利ですね。
TS7530は5色なのに対してTS8530は6色なので、写真の細かい色の表現はTS8530のほうがきれいに表現できます。
ピクサスTS8530のプリンターの特徴
では、ピクサスTS8530は実際なにがいいのか?便利な機能を順番にご紹介していきます。
- プリンター接続がQRコードで簡単
- 大きな4.3型タッチパネルで操作が便利
- 印刷できる写真サイズが豊富で封筒やスクエア印刷も対応
- 印刷スピードが速くインク代の節約効果が高い
- スマホ写真補正機能が便利
- 音声操作機能付きでAIスピーカー対応
- 2Way給紙トレイで置き場所も柔軟
- パソコンなしでLINEから印刷可能 等
プリンターとの接続がQRコードで簡単
プリンターの液晶画面にダイレクト接続用のQRコードを表示。読み込むだけで、SSIDやパスワードを入力することなく接続設定が完了します。
※対応しているOSは決まっていますので、ご注意ください。
対応:iOS 11.0以降、iPad OS 13以降の標準カメラアプリから読み取り。Android OS 10.0以降のWi-Fi設定メニューから読み取り。
従来のキャノンのインクジェットプリンターは、AirPrintを活用したり専用アプリから印刷指示を出したりして無線接続が可能でしたがQRコード読み取りやLINE印刷に対応したTS8530はさらに使い勝手がアップしています。
「4.3型タッチパネル」でパソコンなしでもプリンターだけで完結できる
TS8530は大きなカラー液晶パネルがついているので、wi-fi設定やインク残量の確認、取扱説明書へのアクセスもすべてプリンターのみで完結します。
今までプリンターは買ってきてからの設定が面倒でしたが、TS8530はプリンターだけでとてもスムーズに完結できました。
印刷できる写真サイズが豊富
TS8530は給紙トレイの後ろトレイを使用すれば、定番サイズの2L判・L判・A4・A5・B5・レター・リーガル・洋形封筒4号/6号・長形封筒3号/4号・はがきだけでなく、名刺や今流行りのスクエア写真なども印刷可能です。真四角にプリントできるスクエア印刷は、パソコン不要で印刷できるLINEからの印刷操作でも印刷できます!
印刷スピードと印刷コストの節約効果が高い
TS8530の印刷スピードはL判フチなし印刷で16秒、コストは純正インクを使用した場合大容量で22.1円、標準容量で24.8円です(キャノン公式サイトより)
A4普通紙(カラー文書)のインクコスト(税込)は普通紙で約12.2円(大容量)/約12.4円(標準容量)です。
自動両面印刷可能な上に1枚の用紙に2面、4面割り付けができる「2in1コピー、4in1コピー」も搭載しているので、印刷用紙の節約効果は大です。
さらに!詰め替えインクを使えばさらに節約効果を高めることが可能です!
スマホ写真補正機能で加工も簡単
TS8530にはスマホから写真をプリントする時に、撮影条件が悪くても、自動で補正してくれる機能がついています。「少し逆光で暗かったなぁ…」という写真でも自動補正でキレイにプリントすることができます。
声でプリントできる音声操作機能付き
エコッテでは試せていないですが、スマートスピーカー対応により音声でプリントが可能になったようです。
対応スマートスピーカー:Amazon Alexa、Google Assistant、LINE Clovaを使えば、「キヤノンプリンターで〇〇をプリントして」と伝えるだけでいろいろなコンテンツがプリント可能。電源オン/オフなどの操作やプリンターの状態も音声で確認できます。
2way給紙トレイでプリンターの置き場所も柔軟
給紙トレイが前後2か所にあるので、置き場所や用途に合わせて用紙をセット可能です。
パソコンやアプリなしでもLINEだけで印刷可能
TS8530はプリンター専用アプリも落とさず、LINEだけでメール感覚で写真印刷が可能です。写真を印刷するのにいちいちパソコンを用意しなくてもこのプリンターならサクサクっとスマホだけで印刷ができます。
パソコン不要!PIXUS TS8530にスマホからLINEで印刷する方法
特に、今回から導入された最新機能「LINEから直接印刷」は、ピクサスを友達追加するだけでアプリも落とさず、LINEを立ち上げるだけで印刷可能です。
実際にやってみましたので、ご覧ください。初期設定が済んで2回目からは、友達登録が完了しているのでさらにスムーズです。
- LINEでピクサスを友達登録
- LINEから登録コードを発行する
- TS8530に表示された登録コードをLINEで送信
- 印刷したい写真をLINEで送信
- プリンターの印刷設定
- TS8530からプリント
LINEでピクサスを友達登録
ピクサスを検索して友達登録します。
LINEで登録コードを発行する
利用規約に同意後、「登録コード」を発行してください。と表示されるので、プリンターを操作して「登録コード」を発行します。
※登録コードを発行するためにはプリンターはインターネットに繋がっている状態にしてください。
プリンターに表示された登録コードをLINEで送信
登録コードがプリンターに表示されるので、そのコードをLINEで送ります。
LINEでTS8530から印刷したい写真を送る
友達に送る感覚で写真を選んで送信します。
TS8530の印刷設定をする
写真の配置やサイズの指定、印刷用紙の種類が選べるので設定を反映させます。
TS8530からプリントする
設定が完了したら、プリントするを押せば印刷完了です。とっても簡単にLINEだけで印刷することができました!
TS8530の便利なプリンター機能はその他にも
- SDカードを差し込むだけの「カードダイレクト」
- レーベル面に直接プリントできる「BD/DVD/CDレーベルプリント」
- 写真に手書き文字や自作のイラストなどを合成できる手書きでかんたん楽しいフォトレター
が搭載されています。
ピクサスTS8530の印刷品質
同梱されていたスタートアップ用の純正インクで印刷してみました。
プリンター立ち上げ時に、「印刷品質を向上しますか?」という案内が出たので、その際「品質向上する」を選択し、5分ほどプリンターが稼働していました。
テスト印刷にはこちらのひまわりの写真素材を使用しました。
実際に印刷で出てきたのはこちらです。なんだかモニター画像より色が濃い気がします。
左がPC画面、右が写真です。色補正の効果が出ているのかもしれません。ひまわりがモニター画像と少し違う気がします。
まとめレビュー TS8530はスマホで操作しやすい便利なプリンター
キャノンインクジェットプリンターTS8530は、今までのキャノンプリンターに比べてプリンターとスマホだけで完結できる機能がより充実してきたという印象を受けました。形もコンパクトなので、ビジネス用だけでなく家庭学習や家での家族の思い出写真を楽しんだり、家を装飾してフォトスポットに使用するという目的で使用するのにもとてもおススメです。
印刷代に関しても両面印刷可能で、インクのBCI-331/BCI-330は、インクを垂らすだけで使える詰め替えインクを使用することで安く印刷可能なのでとてもおススメです。スタートアップインクを使用し終わったら詰め替えインク生活を始めましょう♪
Canon TS8530のよくある質問
TS8530の使用しているインク型番は何ですか?
ピクサスTS8530で使用しているインク型番は6色の独立型でBCI-330PGBK/BCI-331C/BCI-331M/BCI-331Y/BCI-331BK/です。
TS8530はTS8430と何が変わりましたか?
インク型番が変わったことを除けば、ピクサスTS8530はスマホとの連携がより強化された気がします。LINEでピクサスを友達登録するだけで、専用のアプリを落とさずに印刷が可能です。設定もQRコードを読み込むだけなので誰でも簡単に使えるようになりました。
この記事を書いた人
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詰め替えインクのエコッテのスタッフ手塚です。
WEBやスマホの時代でも、印刷はなくなりません。
印刷代の節約を少しでもお手伝いできるように日々営んでいます。
EC業界にいながら、意外とアナログ人間です。
最近は登山に行けておらず、目下スクワット中。