
キャノンのプリンター PIXUS TS3530/TS3500の交換・補充におすすめのインクを詰め替えインクのエコッテが紹介します。BC-365/BC-366の大容量の違い、印刷のお得度等も比較解説します。
この記事では、詰め替えインクのエコッテがインクの型番・種類・価格など、きっとためになるお役立ち情報を紹介します。お手持ちのプリンターを有効活用していただけるよう、最適なインク選びのお手伝いになれば嬉しいです。
早速ですが、結論から知りたいという方もいると思うので、インクの種類とポイントをあげてみました。
- 純正インクは、プリンターメーカー正規品で、価格はとても高いがとにかく印刷品質に優れている。
- 再生インク(リサイクルインク)は、純正品を再利用した商品で純正品より少し安く国内メーカー品が多い。
- 詰め替えインクは、純正品に補充するためのインクで、とにかく印刷代を節約できて、プリンターにも安全。
純正品のインクカートリッジがそのまま再利用できるので安心だよ。
詰め替えインクについては、「詰め替えインク用(詰め替えインク)」で紹介されているよ。
すぐに商品を見てみたい場合には、BC-365 BC-366 詰め替えインクから見てね。

もひっち
この記事の目次
Canon PIXUS TS3530のインク代比較
それぞれのプリンターインクについてのコスト表をまとめてみました。
インクの種類 | コスト | 価格 | 合計 | ●BC-365 Black |
●BC-366 Color |
---|---|---|---|---|---|
純正インク 標準容量 |
293円/ml | 4,400円 | 15ml | 7.5ml | 7.5ml |
純正インク 大容量 |
201円/ml | 6,050円 | 30ml | 15ml | 15ml |
再生インク 標準容量 |
232円/ml | 3,480円 | 15ml | 7.5ml | 7.5ml |
詰め替えインク | 30円/ml | 5,038円 | 120ml | 30ml | 各30ml |
純正品の小容量タイプと詰め替えインクを比べると、9倍もインクコストが違うんだね。

もひっち
半年では、22,620円も節約できることになるね!

もひっち
PIXUS TS3530のプリンターの特徴は?
Canon PIXUS TS3530は、2022年3月に発売されたインクジェットプリンターです。
プリンターの価格帯としては、1万円しないで購入することができる機種です。
機能面を見ると、コピー・スキャン・自動両面印刷・フチなし印刷・Wi-Fi印刷・AirPrint印刷ととても多機能になっています。
スマートフォンにキャノンのアプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」を入れることによって、簡単にプリントやコピーをすることができます。
プリンター本体の仕様は、TS3330とほとんど同じだね。

もひっち
TS3530で使うプリンターインクの型番や色数は?
すでにご存じの方もいるかもしれませんが、インクの型番についても、簡単におさらいしておきましょう。PIXUS TS3530に使用する純正カートリッジのインク型番は、BC-365 BC-366という名称です。
純正品の商品コードは、BC-365が4985C001、 BC-366が4991C001となっています。商品コードの意味はよくわかりませんが、この番号をWEBサイトで検索する方も意外と多いようです。
純正インクのカートリッジ自体には、BC-365PGBKやBC-366Cなどといったラベルが貼ってあります。
●365PGBK(顔料ブラック)●366C(染料シアン)●366M(染料マゼンタ)●366Y(染料イエロー)を使用します。
顔料ブラックは、文章印刷でくっきり印刷できるように、染料ブラックは、写真印刷が鮮やかに印刷できるようになっています。
TS3530で印刷に使うインクの種類は?
上記の通り、BC-365 BC-366シリーズに対応しているプリンターはありますが、使用するインクの種類については、意外と知っている人が少ないようです。
なぜかというと、家電量販店では、純正品をメインにラインナップしているお店が多く、WEBサイト(特にamazonや楽天市場)では、インクの型番などで検索すると、色々なお店が販売している見た目の違う商品が大量にヒットするからです。
しかし、実際にはほとんどの商品が、今から紹介する代表的な3種類に当てはまります。
3種類のインクについて、それぞれの価格や品質、使い方などを紹介します。
Canon純正インク BC-365/366
まず、プリンターメーカーであるキャノンから発売されているのが、純正品のインクカートリッジです。
100年インクというだけあり、とても高品質ですが、その分、価格はとても高いものになっています。
キャノンのオンラインショップで価格を見てみると、
BC-365+366 4色セット(標準容量タイプ)は、4,400円(税込)
となっています。
プリンター本体の価格を考慮しても、純正品のインクカートリッジがとても高いことがわかります。
印刷を続けていき、インクが切れるたびに純正品を購入していくと、あっという間にプリンター本体の価格よりもランニングコストの方が高くなってしまうことがわかります。
「プリンターを購入するとき、プリンター本体の価格は気にしてたけど、インクの価格までは気にしていなかった……」という方も多いと思います。
純正インクカートリッジの使い方について
- インクカートリッジに付属しているキャップを取る
- インクカートリッジに貼ってあるシールを取る
- プリンターにセットして印刷をする
純正インクカートリッジはこんな方の印刷におすすめ!
- インクの色にはこだわりがある
- 長期保存を重視する(100年インク)
- 簡単手軽がいい
- 印刷コストは高くてもOK
- インクは年1回しか買わない

もひっち
TS3530用の再生インク(リサイクルインク)
次に、家電量販店などで見かけるのが、リサイクルインクカートリッジです。
使い終わった純正品を回収ボックスなどにより再生工場へ集めて、カートリッジを洗浄したり、ICチップ(基板)を付け替えたりして、インクを再充填した商品です。
回収する手間やコストがかかるため、そこまで安くは販売されていないようですが、日本製のものが多く、品質も比較的安定しています。
パッケージも純正品と似ているため、純正品だと思って購入される方もいるようです。
有名なリサイクルインクメーカーは、エコリカ社やJIT社です。(写真はJIT商品)
再生インクカートリッジの価格・印刷コスト表
再生インク | コスト | 価格 | 合計 | ●BC-345 Black |
●BC-346 Color |
---|---|---|---|---|---|
標準容量 | 252円/ml | 3,780円 | 15ml | 7,5ml | 7,5ml |
再生インクカートリッジの使い方について(純正インクとほぼ同じ)
- インクカートリッジに付属しているキャップを取る
- インクカートリッジに貼ってあるシールを取る
- プリンターにセットして印刷をする
再生インクはこんな方の印刷におすすめ!
- インクは普段使いで充分
- 長期保存しない(20年程度)
- 簡単手軽がいい
- それなりに印刷コストを削減したい
- インクは年に1回しか買わない

もひっち
詰め替え用(詰め替えインク)
最後に、世間であまり知られていないのが、詰め替えインクです。
詰め替えインクは、純正品のインクカートリッジにインクを補充して使用する詰め替え用の商品です。
高価な純正品のインクカートリッジを捨てるときに、「もったいない」と思った方もいるのではないでしょうか?
実は、シャンプーや洗剤のように、容器(純正品のインクカートリッジ)にインクを補充して再利用できます。
中身のインクを購入して、外身の容器は買いなおす必要がないため、価格もとても安く済み、印刷代が大幅に節約できます。
さらに、互換インクとは違い、すでに使用している純正品のインクカートリッジにインクを補充するので、プリンターとの間でトラブルが起きにくいのも大きなメリットです。
キャノンの純正品のインクカートリッジには、インクを吸収、供給するためのスポンジが入っていて、インクを補充する度に、徐々に劣化が進んでしまいます。
そのため、同じカートリッジに無限に詰め替えることはできませんが、BC-365 BC-366シリーズのカートリッジでは、3~4回詰め替えることができます。
このスポンジは、互換インクカートリッジなどと違い、特許ありの優れものなので、再利用しない手はありません。
詰め替えインクは、「お財布にも、環境にも、プリンターにも、純正品のインクカートリッジにも」優しい商品です。
めちゃくちゃ優しいですね。
ちなみに、互換インクには詰め替えインクを補充することはできません。
理由は、後述する、インク残量のリセットや無効操作ができないからです。
どうやって補充するの?詰め替えインクの使い方を動画で見る
※動画内で使用しているインク型番はBC-345ですが、使用方法は同じです。
- 使い切った純正品をプリンターから取り出す
- 純正品のスポンジ面にインクを垂らして補充する
- プリンターにセットして印刷をする
- 残量検知無効操作をする(5秒でできる)
「残量検知無効操作について」で紹介しています。
詰め替えインクについての写真入りの使い方など、詳しくは下記よりご覧いただけます。
詰め替えインクはこんな方の印刷におすすめ!
- インクは普段使いで充分
- 長期保存しない(20年程度)
- ちょっとした手作業を楽しめる
- とにかく印刷コストは節約したい
- インクは年に数回かそれ以上買う
シャンプーや洗剤と同様に、プリンターのインクも詰め替えが主流になるかもね。

もひっち
詰め替えインクのレビュー・口コミ評価
実際に詰め替えインクを使用したユーザーの感想をいくつか紹介します。
詰め替えインクの感想

購入者さん
2020年04月15日
おすすめ度
★★★★★

購入者さん
2020年04月09日
おすすめ度
★★★★☆

購入者さん
2020年02月09日
おすすめ度
★★★★★

購入者さん
2019年12月26日
おすすめ度
★★★★★

購入者さん
2019年05月01日
おすすめ度
★★★★★

購入者さん
2019年03月16日
おすすめ度
★★★★★

もひっち
インクの残量は詰め替えインクでもわかる?
プリンターの印刷で、多くの方が気にするのが、インクの残量表示についてです。
ここでは、ちょっと踏み込んでリセッターと呼ばれる道具やインク残量を無効にする操作について紹介します。
リセッターについて
インターネットで、BC-365 BC-366シリーズについて色々調べてみると、「bc-365 リセッター」「365 366 リセッター」「Canon 365 リセッター」などと言った検索キーワードが目立ちます。
詰め替えインクを知っている方が検索していると思われますが、いったいリセッターとは何なのでしょうか?
純正品のインクカートリッジには、ICチップという部品が付いていて、印刷枚数などに応じてインクの残量を検知してプリンターやパソコンに表示しています。
印刷を続けていくと、このインク残量表示がどんどん減っていき、最終的には、「インクがなくなった可能性があります。」や「インクなしを検知しました。」という表示が出ます。
詰め替えインクを使うと、中身のインク自体は補充されて満タンになりますが、インク残量表示は減ったままなので、実際に印刷指示をかけてもプリンターは印刷をはじめてくれません。
そのようなときに必要になるのが、(ICチップ)リセッターという道具です。
(エプソンやブラザーでは、後述する無効操作ができないためリセッターが必要になります。)
リセッターを使用すると、インク残量表示が満タンになるとともに、詰め替えインクを補充したカートリッジが再び使えるようになるというものです。
そのため、BC-365 BC-366シリーズについても、リセッターが欲しいというニーズがあるようです。
ただし、記事更新時点で、リセッターを販売しているお店を見つけることができません。
しかも、リセッターは開発に時間がかかり、発売されても価格が高い場合が多いよ。

もひっち
残量検知無効操作について
リセッターを使わなくても、詰め替えインクを再利用するための魔法のような操作があります。
それが、残量検知無効操作です。
魔法と言っても、5秒でできます。
この操作により、インク残量は非表示になったままですが、印刷ができるようにできます。
詰め替えインク補充のタイミングは、印刷物が擦れてきたら行うか、擦れないように定期的に補充すればOKです。
詳しくは、下記のリンクより動画をご覧ください。
ちなみに、互換インクでは、無効操作そのものを行うことができないから、詰め替えインクは使えないよ。

もひっち
最後に TS3530のインク代を安く抑えるなら詰め替えインク
いかがでしたでしょうか?
最適なインク選びのお手伝いになったでしょうか?
たかがインク、されどインクですが、意外と奥が深いものです。
特に、詰め替えインクはまだまだ知らない方が多いと思いますが、実は、欧米やアジア諸国でも当たり前に使われている商品です。
エコッテでは、キャノン・エプソン・ブラザーをメインに幅広く詰め替えインクを取り扱っています。
ぜひお使いのプリンターでも詰め替えインクが使えるか探してみてください。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。