
この記事の目次
1.詰め替えインク用のリセッターってなに?
リセッターは「インクジェットプリンターのインク残量表示を満タンにするための道具」です。リセッターを使用しないと、プリンターは詰め替えインクを補充したとしても、インクが空と認識しているため、印刷指示をしても動いてくれません。
2.リセッターの使い方は?
EPSON/brother共通
①リセッターに電源を入れる

②端子部分を接触させる

③5秒ほど押し当てる

④インクを補充する


ランプの色に注意
赤ランプはうまく接続できていない状態です。緑に変わってから5秒間押し当て続けてください。
2.リセッターが必要なインクとは?
リセッターの使用 | 残量検知 | |
キャノン | 不要 | なし |
エプソン純正に補充するタイプ | 必要 | あり |
エプソン詰め替え専用カートリッジ | 不要 | あり |
ブラザー純正に補充するタイプ | 必要 | あり |
ブラザー詰め替え専用カートリッジ | 不要 | あり |
キャノンは残量がなくても印刷を継続できる残量検知無効機能という仕様が組み込まれているので、リセッターを使用する必要がありません。専用カートリッジについては、この記事の下の部分でご説明します。
3.リセッターの種類

USBタイプ
コンセントやPCにつないで使います

電池タイプ
電池内蔵なのでそのまま使えます
リセッターは、現在USBタイプと電池タイプがあります。
型番によってどちらのタイプになるか分かれていますので、どちらのタイプになるかは商品ページをご覧ください。
電池タイプのみですが、具体的な使い方は、下記の動画を参考にしてみてください。
- 代表例:エプソン KUI-6CL(カメ)シリーズ リセッターの使い方(詰め替え方法)動画
- 代表例:ブラザー LC213シリーズ リセッターの使い方(詰め替え方法)動画
4.リセッターで使用するUSB
リセッターに使用するUSBはプリンターなどに付属している一般的なUSBで、使われているのはTYPE-Bと呼ばれる端子です。

PCがなくてもOK
PCがない場合、USBの先を携帯などの充電器に使われるACコンセントに挿しても問題なくお使いいただけます。うまく緑のランプがつかない場合は端子の向きをご確認ください。
5.リセッターの形

EPSON
クマノミ・カメなど用

ブラザー
LC3000系用

ブラザー
LC200系用

★確認ポイント★
エプソンのリセッターを使用するインクの型番
- SAT-6CL(サツマイモ)シリーズ
- KAM-6CL(カメ)シリーズ
- KUI-6CL(クマノミ)シリーズ
- ITH-6CL(イチョウ)シリーズ
- IC6CL80(とうもろこし)シリーズ
- IC6CL70(さくらんぼ)シリーズ
ブラザーのリセッターを使用する型番
- LC3129-4PKシリーズ
- LC3119-4PK LC3117-4PKシリーズ
- LC3111-4PKシリーズ
- LC21E-4PKシリーズ
- LC213-4PKシリーズ
- LC211-4PKシリーズ
- LC113-4PKシリーズ
- LC111-4PKシリーズ
- LC110-4PKシリーズ
6.リセッターが機能しない場合
※ リセッターは純正インクカートリッジ専用です。エコッテの互換インクであってもリセッターは使えません。インクをセットしてもリセッターのランプが光らない場合は、リセッターがうまく機能していない場合があります。その場合、以下の内容を確認してみてください。
1.USBタイプの場合
リセッターにUSBのコードは取り付けましたか?USBタイプのリセッターは、単体では動かないのでUSBコードから電源を取る必要があります。今一度TYPE-BのUSBコードがリセッターにしっかりささっているか、反対側のACアダプターやパソコンの電源は入っているかをご確認ください。
2.電池タイプの場合
何度かご使用いただいている場合は、電池が切れてしまっている可能性があります。電池の交換はできませんので、新しくUSBタイプをご購入いただきご使用を継続していただければと思います。リセッターのみの販売は、リピーター様限定で行っておりますので、お手数ですがカスタマーサポートまでご連絡ください。
7.リセッターを使用しない専用カートリッジタイプ
純正インクが詰め替えにくい型番には詰め替え専用カートリッジが販売されています。
詰め替え専用カートリッジには、永久チップと呼ばれるICチップがついていて、インクを補充してプリンターにセットする度に、インク残量が満タン表示にリセットされる仕組みになっています。
この機能が便利なのでよくお客様から全部専用カートリッジ作ってよ。と言われますが、エコッテでは、一部の商品を除き、詰め替え専用カートリッジを販売しておりません。理由は、詰め替えインクは純正品のインクカートリッジに使用した方がよいためです。
専用カートリッジや互換インクを使用する場合、純正品の特許を回避するために、インクカートリッジの形状などを少し変えたりしています。そのため、稀にプリンターにセットされにくかったり、認識しなかったりといったトラブルがありますが、純正品を再利用できる詰め替えインクの場合には、まずそのようなトラブルはありません。
8.詰め替え専用カートリッジを使用する型番
- RDH-4CL(リコーダー)シリーズ
- IC4CL74(方位磁石)シリーズ
- IC4CL69(砂時計)シリーズ
- MUG-4CL(マグカップ)シリーズ
この記事を書いた人

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詰め替えインクのエコッテ本店の店長をしている手塚です。
WEBやスマホの時代でも、印刷はなくなりません。
印刷代の節約を少しでもお手伝いできるように日々営んでいます。
EC業界にいながら、意外とアナログ人間です。
最近は登山に行けておらず、目下ランニング中。
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