プリンターインク専門店詰め替えインクのエコッテでは、インクジェットプリンターの活用方法やインク代の節約術、自宅のプリンターで簡単に作れるオリジナルグッズや年賀状の便利な印刷方法について紹介しています。今回は知っておきたいプリンターインクの寿命と正しい保管方法について解説します。
この記事の目次
プリンターインクの寿命(使用期限)と保管方法について
意外と知らない方も多いと思いますが、実はインクには寿命のような「使用期限」があるんです。
使用期限が過ぎたものはノズルの乾燥やインクの劣化で目詰まりの原因になりやすいので、年賀状印刷など年に数回しかプリンターを使用しない方は、この記事を読んでいま一度お手持ちのインクの状況を確認していただければ幸いです。
手元にあるプリンターインクが純正インクなのか互換インクなのか、詰め替えインクなのかわからないという方は以下の一覧表を参考にしてみてください。
プリンターインクの種類 | 特徴 |
---|---|
純正インク | プリンターメーカー製のインクカートリッジ |
互換インク | サードパーティー製品のインクカートリッジ |
リサイクルインク | 回収された純正インクで再生されたインクカートリッジ |
詰め替えインク | カートリッジに補充するインク |
インクの寿命について詳しく解説していくので、プリンター本体の寿命が気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。
純正インクの寿命(使用期限)
純正インクカートリッジの寿命をプリンターメーカーごとに調べてみると、未開封時の使用期限表記はそれぞれ違いましたが、 開封後の使用期限は6か月になっています。
プリンターメーカー | 未開封時 | 開封後の使用期限 |
---|---|---|
Canon | 製造から30か月を推奨 | 6か月を推奨 |
EPSON | 商品箱に記載(2~3年を推奨) | 6か月を推奨 |
Brother | – | 6か月を推奨 |
hp | 商品箱に記載(以降6か月以内を品質保証) | 6か月以内を推奨 |
一度使い始めた純正インクカートリッジは、半年以内に使い切るようにしましょう。
未開封の互換インクカートリッジ・ボトルの寿命(使用期限)
常温で直射日光の当たらない場所、高温多湿でない場所に保管していれば、未開封のインクカートリッジの使用期限は製造から1年が目安です。インクカートリッジだけでなくエコタンクやギガタンク用互換インクボトルも同様です。
ただし、使用期限を過ぎ時間が経過するとインクが劣化して品質が落ちる可能性もあります。そのため、エコッテではインクをできるだけ長持ちする状態で出荷していますが、商品の保証期間は1年間とさせていただいています。保証についてはこちら
開封後の互換インクカートリッジ・インクボトルの寿命(使用期限)
エコッテでも互換インクは純正インクと同様に、開封後は 6か月以内に使い切ることを推奨しています。
互換インクカートリッジ・互換インクボトルはプリンターにセットした時点で密閉状態ではなくなるため、インクの寿命は未開封の状態より縮まる傾向があります。
密閉状態でなくなったインクは乾燥しやすく、インク内の水分がなくなると、発色が悪くなるだけでなく、ノズルにインクが詰まって印刷できなくなることがありますので、できるだけ早めに使い切ってください。
エコッテでは、いつ購入した商品か一目でわかる「購入日シール」を商品に同梱させていただいています。月日が経つといつからセットしていたのか忘れてしまうこともあると思いますので、ぜひシールをご活用ください。
互換インクカートリッジが長持ちする保管方法
自宅のインクジェットプリンターをあまり使わず、年に1回年賀状しか印刷しない…という方は、下記2点を徹底すればインクの乾燥が防げてインクが長持ちしますよ。
- プリンターの設置場所は高温多湿・直射日光を避ける
- 月に一度プリンターの電源を数分入れる(起動時に自動ヘッドクリーニングがされるため)
詰め替えインクの寿命(使用期限)と保管方法
詰め替えインクボトルの使用期限は互換インク同様です。詰め替え後はボトルのフタをしっかりしめて保管しましょう。カートリッジの詰め替え回数についてはメーカーや型番によって異なりますが、平均3回~10回詰め替え可能です。
私たち詰め替えインクのエコッテでは、互換インクと同じように、詰め替えインク用には何回詰め替えたかわかる「詰め替え回数シール」を詰め替えインク商品に同梱しているので、ぜひご活用ください。
まとめ インクの寿命と保管方法を知って印刷品質を保とう
純正インク、互換インク、詰め替えインクの使用期限は思っているよりも短かく、保管方法についても気を付けなくてはなりません。
インクの大敵は乾燥なので、インクだけでなく、プリンターにとっても一番良いメンテナンス方法は印刷を定期的に行うことです。
純正インクで定期的に印刷をするのはもったいない気がしますが、互換インク、詰め替えインクであればインク代が安いので定期的に印刷をしても負担は少なくすみます。定期的にプリンターで印刷して目詰まりを防ぎ、インクのコスト最大限削減をしてはいかがでしょうか。
プリンターインク捨て方
多くの自治体では、古いプリンターインクを捨てるときには「燃えないごみ」として処理します。自治体によっては例外的に「燃えるごみ」として捨てることもあります。詳しくは各自治体のホームページをチェックしてみてください。
プリンターインクの寿命と保管方法のよくある質問
純正インクの寿命(使用期限)はどれくらい?
Canon・EPSON・Brother・hpのメーカー公式情報では、純正インクカートリッジの開封後の使用期限は6か月が推奨されています。インクが新品・未開封時の使用期限はメーカーごとに異なるのでインクのパッケージ表記を確認しましょう。特に開封後のインクカートリッジは使用期限を過ぎると発色が悪くなる・インクが詰まりやすくなる等印刷品質が損なわれる恐れがあります。
未開封の互換インクカートリッジ・ボトルの寿命はどれくらい?
メーカー純正インクではない互換インクカートリッジの場合、常温で直射日光の当たらない場所、高温多湿でない場所に保管していれば、未開封のインクカートリッジの使用期限は製造から1年が目安です。インクカートリッジだけでなく大容量のエコタンクやギガタンク用互換インクボトルも同様です。
開封後の互換インクカートリッジ・インクボトルの寿命はどれくらい?
私たちプリンターインク専門店エコッテでも互換インクは純正インクと同様に、開封後は6か月以内に使い切ることを推奨しています。
密閉状態でなくなったインクは乾燥しやすく、インク内の水分がなくなると、発色が悪くなるだけでなく、ノズルにインクが詰まって印刷できなくなることがありますので、できるだけ早めに使い切ってください。
互換インクの保管方法を教えてください
1.プリンターの設置場所は高温多湿・直射日光を避ける
2.月に一度プリンターの電源を数分入れる(起動時に自動ヘッドクリーニングがされるため)
この方法を行うだけでインクの乾燥が防げて長持ちさせることができます。保管方法については「プリンター目詰まりの原因とは?日頃のメンテナンス方法まとめ」もご覧ください。
詰め替えインクの寿命(使用期限)と保管方法
詰め替えインクの使用期限は互換インクカートリッジ同様です。詰め替え後はボトルのフタをしっかりしめて保管しましょう。
この記事を書いた人
- 詰め替えインクのエコッテのスタッフ前野です。