
「Canon PIXUS TS3730を買ったけれど、インク代がじわじわ家計に響いてきた」「BC-365とBC-365XLはどちらを選べば本当に安いの?」——そんな疑問にお応えするのが本記事です。TS3730で使えるFINEカートリッジはBC-365(顔料ブラック)/BC-366(3色カラー一体型)の2種類。さらに大容量版のBC-365XL/BC-366XLも選べ、純正のほかに互換インクや詰め替えという選択肢もあります。
本記事では、純正カートリッジの印刷可能枚数(A4・印字率5%)と1枚あたりの単価を具体的に算出し、月100枚/月300枚というよくある使用量での年間ランニングコストを試算。さらに、純正・互換・詰め替えそれぞれのメリット・デメリットを比較したうえで、「失敗しない選び方フロー」と「交換時のトラブル対処」までを2026年最新版でまとめます。
この記事の目次
Canon PIXUS TS3730の基本情報と対応インクカートリッジ
Canon PIXUS TS3730は、2024年に発売されたCanonのエントリークラス・コンパクト複合機(プリント・コピー・スキャン)で、家庭用Wi-Fi接続モデルとしてTS3530・TS3700の後継ラインに位置づけられる機種です。スマートフォンアプリ「Canon PRINT」連携、A4対応、給紙トレイ100枚という構成は、ご家庭・小規模オフィスの「ときどき書類印刷+たまに写真」という使い方に過不足ない仕様になっています。
TS3730で使えるカートリッジは4タイプ
- BC-365(標準・顔料ブラック):書類・テキスト中心。にじみにくく、コピー用紙に強い顔料インク。
- BC-366(標準・3色カラー一体型):シアン・マゼンタ・イエローが一体になった染料インクカートリッジ。写真・カラー印刷向き。
- BC-365XL(大容量・顔料ブラック):BC-365の約2倍の印刷枚数。
- BC-366XL(大容量・3色カラー):BC-366の約2倍の印刷枚数。
同じプリンター本体で標準とXLを混在して使うこともできます(例:「黒はXL、カラーは標準」など使い方に合わせた使い分けが可能)。これは家庭で写真をあまり印刷しない方や、逆にモノクロ書類だけが多い方には嬉しいポイントです。
対応機種は PIXUS TS3730/TS3700/TS3530/TS3500。同じ世代のFINEカートリッジを共有しているため、買い置きや家族のプリンター移行にも対応しやすい設計になっています。
BC-365/BC-366 標準とXL大容量の違いとコスト比較表
本記事の核となる、純正カートリッジの印刷可能枚数と1枚単価を整理します。価格は2026年6月時点のCanonオンラインショップ・主要ECサイト平均価格(参考値)、印刷可能枚数はCanon公式仕様(A4・印字率5%・ISO/IEC 24711準拠)の参考値です。
| カートリッジ | 区分 | 印刷可能枚数 | 純正価格(目安) | 1枚あたり単価 |
|---|---|---|---|---|
| BC-365 | 標準・黒 | 約200枚 | 約1,650円 | 約8.3円 |
| BC-365XL | 大容量・黒 | 約400枚 | 約2,310円 | 約5.8円 |
| BC-366 | 標準・3色カラー | 約180枚 | 約2,420円 | 約13.4円 |
| BC-366XL | 大容量・3色カラー | 約300枚 | 約3,080円 | 約10.3円 |
結論:XL大容量のほうが1枚あたり約30%安く、月10枚以上印刷する方であればXLを選んだほうがコスト的に有利です。年間で見ると、月100枚モノクロ印刷の方なら標準BC-365×6本=約9,900円/XL×3本=約6,930円と、約3,000円/年の差になります。
互換インク・詰め替えを使った場合の年間コスト試算(独自データ)
エコッテで取り扱う互換タイプ・詰め替えタイプを利用した場合の年間コストを具体的に試算します(月100枚モノクロ+月20枚カラー想定/A4・印字率5%)。
| 選択肢 | 年間モノクロ印刷費 | 年間カラー印刷費 | 年間合計(目安) |
|---|---|---|---|
| 純正BC-365/BC-366 標準 | 約9,900円 | 約3,220円 | 約13,120円 |
| 純正BC-365XL/BC-366XL 大容量 | 約6,930円 | 約2,460円 | 約9,390円 |
| エコッテ互換XL(BC-365XL/BC-366XL相当) | 約3,300円 | 約1,440円 | 約4,740円 |
| エコッテ詰め替えインク(純正カートリッジ再利用) | 約1,200円 | 約700円 | 約1,900円 |
純正XL基準で見ると、エコッテ互換XLは年間約4,650円の節約、詰め替えインクなら年間約7,500円の節約になります。5年使えば差額は2.3万円〜3.7万円。プリンター本体価格を上回るインク代を、上手な選択肢で半分以下に抑えられるのが現代の家庭用印刷の現実です。
※価格・印刷可能枚数は2026年6月時点の参考値です。実際の印刷枚数は使用環境・印刷内容(写真比率/印字率)で変動します。
純正・互換・詰め替え、TS3730ではどれを選ぶべきか
3つの選択肢それぞれの強み・弱みを率直にお伝えします。
純正カートリッジ(BC-365/BC-366シリーズ)
- メリット:印刷品質が最も安定。プリンター本体の保証対象内で安心して使える。残量検知も完全動作。
- デメリット:価格が高い。特に標準容量は1枚単価が割高で、頻繁に印刷する方には向きません。
- こんな方におすすめ:写真印刷をメインに使う方/プリンター購入1年以内で保証を優先したい方/印刷頻度が月20枚以下と少ない方。
互換インクカートリッジ(新品の代替カートリッジ)
- メリット:箱から出してすぐ装着できる手軽さは純正と同等。価格は純正の1/2〜1/3。残量検知に対応する商品も多い。
- デメリット:メーカーや製品によって品質に差がある。信頼できる販売店を選ぶことが重要。プリンター本体の保証対象外になる可能性あり。
- こんな方におすすめ:日常的にモノクロ書類を印刷する方/詰め替えの作業は煩雑に感じる方/月50〜200枚程度の家庭使用。
詰め替えインク(純正カートリッジへの補充)
- メリット:1枚単価が圧倒的に安い。純正カートリッジ本体を使い続けるため、認識エラーが起きにくい。プラスチック廃棄物も大きく減らせる(環境負荷低減)。
- デメリット:補充作業に少し慣れが必要。失敗すると手やデスクが汚れる。1〜2回までの詰め替えが現実的(ヘッドの寿命に依存)。
- こんな方におすすめ:年間印刷量が多くコストを最小化したい方/DIY作業に抵抗のない方/環境配慮を意識したい方。
失敗しない選び方フロー:あなたに最適なTS3730用インクは?
「結局どれが私に合うの?」という方へ、3つの質問でわかる選び方フローをご用意しました。
- 月の印刷枚数は20枚以下? YES → 純正BC-365/BC-366標準でOK。XLを買っても使い切れず乾燥リスクがあるため標準で十分。
- 月の印刷枚数は20〜100枚? YES → 純正BC-365XL/BC-366XL大容量、またはエコッテ互換XL。互換で年間4,000円以上の節約。
- 月の印刷枚数が100枚以上、かつDIY作業に抵抗なし? YES → エコッテ詰め替えインク。年間7,000円以上の節約も可能。
このフローはあくまで目安です。「学校のプリント/確定申告書類は黒だけ多い」「年賀状の時期だけカラーが急増」など、ご家庭の印刷パターンに合わせて柔軟に組み合わせるのが賢い選び方です。詰め替えインクの残量チェック方法はこちらも併せてご参照ください。
BC-365/BC-366 交換手順とよくあるトラブル対処
TS3730のカートリッジ交換は5分以内で完了するシンプルな作業ですが、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
カートリッジ交換の基本手順
- プリンターの電源を入れたまま、本体上部のカバーを開ける。
- カートリッジホルダーが交換位置まで移動するのを待つ。
- 古いカートリッジを軽く押してロックを外し、上方向に取り出す。
- 新しいカートリッジから保護テープを丁寧に剥がす(インクの吐出口に触れない)。
- カートリッジホルダーに装着し、「カチッ」と音がするまで奥に押し込む。
- カバーを閉じ、印刷テストを実施して問題なければ完了。
こんなときどうする?トラブル別対処法
- 「インクが認識されません」と表示される:カートリッジ底面の電気接点を乾いた綿棒や柔らかい布で軽く拭き、装着し直してください。それでも認識しない場合は、保護テープの剥がし忘れがないか確認します。
- 印刷がかすれる・色が出ない:「ノズルチェックパターン印刷」を実施し、欠けがある場合は「ヘッドクリーニング」を1〜2回実行。改善しない場合は「強力クリーニング」を試します。
- 「インク残量が少なくなりました」と表示が続く:詰め替え後に表示される場合は、残量カウンタのリセット操作が必要です(純正カートリッジの場合)。
- カートリッジを買って間もないのにインクがなくなる:印刷頻度が低い場合、ヘッドクリーニングで多くのインクが消費されている可能性があります。1〜2週間に1度は印刷を実行し、定期的に動かすと節約につながります。
より詳しいトラブル対処については、キャノン プリンターのインクが出ない・認識しない・印刷できない原因と解決法のページもご参考にしてください。
まとめ:TS3730のインクは「使用量×手間」で選ぶのが正解
本記事のポイントを最後に整理します。
- Canon PIXUS TS3730が使えるカートリッジは BC-365/BC-365XL(黒)/BC-366/BC-366XL(カラー) の4種類。標準とXLの混在使用も可能。
- 純正は標準よりXL大容量のほうが1枚単価で約30%安く、月10枚以上印刷する方ならXL一択。
- 互換インクなら年間約4,650円、詰め替えインクなら年間約7,500円の節約効果(純正XL比、月100枚モノクロ+月20枚カラー想定)。
- 選び方の基準は「月の印刷枚数」と「DIYへの抵抗感」。月20枚以下なら純正標準、月20〜100枚なら互換XL、月100枚以上で詰め替え、が目安。
エコッテでは、BC-365/BC-366対応の互換インクカートリッジと同型番の詰め替えインクを低価格でご提供しています。初期不良交換保証付き・国内発送・楽天市場での販売実績多数。プリンター代を上回るインク代に悩んでいる方は、ぜひ一度コスト試算をお試しください。
関連記事もご参考に:BC-365XL/BC-366XL(大容量)とBC-365/BC-366(標準容量)はどっちが安い?/Canonインクの標準容量と大容量(XL)の違い/キャノンBC-●●●系の純正品に穴を開けて詰め替える方法
※本記事の価格・印刷可能枚数は2026年6月時点の参考値です。最新の価格はエコッテ楽天市場店または各販売店でご確認ください。
この記事を書いた人
- 「詰め替えインクのエコッテ」のスタッフです。
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