
この記事をお読みいただいている方の中には、TR153のインクについて、何を買えばいいのか迷っている方も多いと思います。
実際、家電量販店やWEB通販サイト(amazonや楽天市場など)では、様々なインクが販売されていて、よくわからないですよね……。
そこでこの記事では、インクの型番・種類・価格など、きっとためになるお役立ち情報を紹介します。
お手持ちのプリンターを有効活用していただけるよう、最適なインク選びのお手伝いになれば嬉しいです。
早速ですが、結論から知りたいという方もいると思うので、インクの種類とポイントをあげてみました。
- 純正品は、プリンターメーカー正規品で、価格はとても高いが、とにかく品質に優れている。
- 互換品(互換インク)は、純正品を模して製造された新品だが、価格や品質も様々で、比較検討の必要がある。
- 詰め替えインクは、純正品に補充するためのインクで、とにかく印刷代を節約できて、プリンターにも安全。
純正品のインクカートリッジがそのまま再利用できるので安心だよ。
詰め替えインクについては、「3-3.詰め替えインク用(詰め替えインク)」で紹介されているよ。
すぐに商品を見てみたい場合には、BCI-19 詰め替えインクから見てね。
BCI-19シリーズの詰め替えインクは、インクを垂らすだけ!純正品に比べて、約80%印刷代を節約できます。
この記事の目次
1.プリンターの特徴は?
TR153は、2020年4月に発売したプリンターで、プリンターの価格帯としては、2万5千円ほどで購入することができる機種です。
従来機はiP110やiP100という機種でしたが、こちらもまだまだ人気があるプリンターのようです。
モバイルプリンターといわれる小さなプリンターで、電源バッテリーが内臓されているため、持ち運んで使うことができ、インクジェットプリンターの中でも、かなり特殊なプリンターになります。
2.インクの型番や色数は?
すでにご存じの方もいるかもしれませんが、インクの型番についても、簡単におさらいしておきましょう。
純正品のインク型番は、BCI-19という名称です。
インクカートリッジは、ブラックとカラーの2つを使用します。ブラックはBCI-19BK、カラーはBCI-19CLRという型番です。
ブラックのBCI-19BKは顔料ブラックでひとつのカートリッジ、カラーのBCI-19CLRは、染料ブラック・染料シアン・染料マゼンタ・染料イエローの4色でひとつのカートリッジになっています。
3.インクの種類は?
上記の通り、BCI-19シリーズに対応しているプリンターはたくさんありますが、使用するインクの種類については、意外と知っている人が少ないようです。
なぜかというと、家電量販店では、純正品をメインにラインナップしているお店が多く、WEBサイト(特にamazonや楽天市場)では、インクの型番などで検索すると、色々なお店が販売している見た目の違う商品が大量にヒットするからです。
しかし、これらはすべて、今から紹介するいずれかの商品に当てはまり、実際には、3種類しかありません。
3種類のインクについて、それぞれの価格や品質、使い方などを紹介します。
3-1.純正品
まず、プリンターメーカーであるキャノンから発売されているのが、純正品のインクカートリッジです。
100年インクというだけあり、とても高品質ですが、その分、価格はとても高いものになっています。
キャノンのオンラインショップで価格を見てみると、
BCI-19 ブラックとカラー(標準容量タイプ)は、3,080円(税込)となっています。
プリンター本体の価格を考慮しても、純正品のインクカートリッジがとても高いことがわかります。
「プリンターを購入するとき、プリンター本体の価格は気にしてたけど、インクの価格までは気にしていなかった……」という方も多いと思います。
純正品のコスト表
純正品 | コスト | 価格 | 合計 | BCI-19BK | BCI-19CLR |
標準容量 | 145/ml | 3,080円 | 21.2ml | 9.3ml | 11.9ml |
純正品の使い方について
- インクカートリッジに付属しているキャップを取る
- インクカートリッジに貼ってあるシールを取る
- プリンターにセットして印刷をする
3-2.互換品(互換インク)
また、よく知られているのが、互換インクカートリッジです。
純正品と汎用性のあるカートリッジで、純正メーカー以外のメーカーが製造している商品です。
コンパチ品、サードパーティー品という言い方をしているお店もあります。
純正品よりも安く販売することを目的としているため、インクの品質はやや劣りますが、普段使いには十分です。
純正品や再生品と同じように、プリンターにセットするだけなので、簡単にインク交換ができます。
インクが切れた後は、再利用することができないため、カートリッジごと処分することになります。
互換インクの品質はピンキリで、中には、カートリッジに付属しているICチップが原因で、プリンターが認識不良を起こしたりするものもあるようです。
また、カートリッジそのものが変形していて、プリンターにセットできなかったりというものもあるようです。
多くのお店では、万が一の場合にも、保証やサポートがあるため、特に問題なく使用できますが、あまりにも安い商品は要注意です。
互換品のコスト表
互換品 | コスト | 価格 | 合計 | BCI-19BK | BCI-19CLR |
標準容量 | 72/ml | 1,540円 | 21.2ml | 9.3ml | 11.9ml |
互換品の使い方(純正品とほぼ同じ)
- インクカートリッジに付属しているキャップを取る
- インクカートリッジに貼ってあるシールを取る
- プリンターにセットして印刷をする
3-3.詰め替え用(詰め替えインク)
最後に、世間であまり知られていないのが、詰め替えインクです。
詰め替えインクは、純正品のインクカートリッジにインクを補充して使用する詰め替え用の商品です。
高価な純正品のインクカートリッジを捨てるときに、「もったいない」と思った方もいるのではないでしょうか?
実は、シャンプーや洗剤のように、容器(純正品のインクカートリッジ)にインクを補充するだけで、再利用することができます。
中身のインクを購入して、外身の容器は買いなおす必要がないため、価格もとても安く済み、印刷代が大幅に節約できます。
さらに、互換インクとは違い、すでに使用している純正品のインクカートリッジにインクを補充するので、プリンターとの間でトラブルが起きにくいのも大きなメリットです。
キャノンの純正品のインクカートリッジには、インクを吸収、供給するためのスポンジが入っていて、インクを補充する度に、徐々に劣化が進んでしまいます。
そのため、同じカートリッジに無限に詰め替えることはできませんが、BCI-19シリーズのカートリッジでは、10回以上詰め替えることができます。
このスポンジは、互換インクカートリッジなどと違い、特許ありの優れものなので、再利用しない手はありません。
詰め替えインクは、「お財布にも、環境にも、プリンターにも、純正品のインクカートリッジにも」優しい商品です。
めちゃくちゃ優しいですね。
ちなみに、互換インクには詰め替えインクを補充することはできません。
理由は、後述する、インク残量のリセットや無効操作ができないからです。
詰め替えインクのコスト表
詰め替え インク |
コスト | 価格 | 合計 | BCI-19BK | BCI-19CLR |
標準容量 | 30/ml | 4,510円 | 150ml | 30ml | 30ml×4色 |
詰め替えインクの使い方
- 使い切った純正品をプリンターから取り出す
- 純正品のスポンジ面にインクを垂らして補充する
- プリンターにセットして印刷をする
- 残量検知無効操作をする(5秒でできる)
シャンプーや洗剤と同様に、プリンターのインクも詰め替えが主流になるかもね。
4.インク選びのポイント
4種類のインクについてのコスト表をまとめてみました。
コスト | 価格 | 合計 | BCI-19BK | BCI-19CLR | |
純正品 | 145円/ml | 3,080円 | 21.2ml | 9.3ml | 11.9ml |
互換インク | 72円/ml | 1,540円 | 21.2ml | 9.3ml | 11.9ml |
詰め替えインク | 30円/ml | 4,510円 | 150ml | 30ml | 30ml×4色 |
純正品の小容量タイプと詰め替えインクを比べると、約5倍もインクコストが違うんだね。
4-1.純正品はこんな方におすすめ!
- インクの色にはこだわりがある
- 長期保存を重視する(100年インク)
- 簡単手軽がいい
- 印刷コストは高くてもOK
- インクは年1回しか買わない
4-2.互換品はこんな方におすすめ!
- インクは普段使いで充分
- 長期保存しない(20年程度)
- 簡単手軽がいい
- それなりに印刷コストを削減したい
- インクは年に数回は買う
4-3.詰め替え用はこんな方におすすめ!
-
- インクは普段使いで充分
- 長期保存しない(20年程度)
- ちょっとした手作業を楽しめる
- とにかく印刷コストは節約したい
- インクは年に数回かそれ以上買う
5.詰め替えインクのレビュー・口コミ評価
BCI-19シリーズのインクの中で、今注目されているのは、詰め替えインクですが、実際に詰め替えインクを使用したユーザーの感想をいくつか紹介します。
詰め替えインクをご利用のお客様の感想

購入者さん
2020年04月15日
おすすめ度
★★★★★
注ぎ口もちょうど良く、とても使いやすいです。
今後も使い続けたいインクだと思いました。

購入者さん
2020年04月09日
おすすめ度
★★★★☆
買っておいて正解だった。色も純正と殆ど違いはない。

購入者さん
2020年02月09日
おすすめ度
★★★★★
カートリッジも良いですよ。

購入者さん
2019年12月26日
おすすめ度
★★★★★

購入者さん
2019年05月01日
おすすめ度
★★★★★
この値段で、この品質はとてもありがたいです。
今後も使い続けたいインクです。
もっとレビューや口コミを見たい場合は、下のリンクから参考にしてね。
7.さいごに
いかがでしたでしょうか?
最適なインク選びのお手伝いになったでしょうか?
たかがインク、されどインクですが、意外と奥が深いものです。
特に、詰め替えインクはまだまだ知らない方が多いと思いますが、実は、欧米やアジア諸国でも当たり前に使われている商品です。
エコッテでは、キャノン・エプソン・ブラザーをメインに幅広く詰め替えインクを取り扱っています。
プリンターのインクについて、何かわからないことがあれば、お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人

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詰め替えインクのエコッテ本店の店長をしている手塚です。
WEBやスマホの時代でも、印刷はなくなりません。
印刷代の節約を少しでもお手伝いできるように日々営んでいます。
EC業界にいながら、意外とアナログ人間です。
最近は登山に行けておらず、目下ランニング中。
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