
この記事をお読みいただいている方の中には、TAK-4CL、TAK-PB-Lのインクについて、何を買えばいいのか迷っている方も多いと思います。
実際、家電量販店やWEB通販サイト(amazonや楽天市場など)では、様々なインクが販売されていて、よくわからないですよね……。
そこでこの記事では、インクの型番・種類・価格など、きっとためになるお役立ち情報を紹介します。
お手持ちのプリンターを有効活用していただけるよう、最適なインク選びのお手伝いになれば嬉しいです。
早速ですが、結論から知りたいという方もいると思うので、インクの種類とポイントをあげてみました。
- 純正品は、プリンターメーカー正規品で、価格はとても高いが、とにかく品質に優れている。
- 互換品(互換インク)は、純正品を模して製造された新品で、価格や品質も様々、、比較検討の必要がある。
- 詰め替えインクは、純正品に補充するためのインクで、とにかく印刷代を節約できて、プリンターにも安全。

助太刀異星人
もひっち
- EPSON 「TAK-4CL「TAK‐PB-L」の互換インクで純正インクの約70%のコスト削減!
この記事の目次
1.TAK-4CLはTAK(タケトンボ)の4色パック
エプソンのインク「TAK-4CL」はEP-M552T、EP-M552T1対応インクです。
EP-M552T、EP-M552T1はエコタンクプリンターですが、今までのエコタンクと違う点がいくつかあります。
もっとも大きな違いは今までのエコタンクはどちらかというと業務用のイメージが強かったのですが、EP-M552T、EP-M552T1はパーソナル向けのプリンターという点です。
「TAK-4CL」のインクを使用するプリンターにはEW-M752T、EW-M752T1という機種があります。
但しEP-M552T、EW-M552T1との違いは型番の「EW」「EP」の通り、使用するインクが違う点です。
こちらはTAK-4CLに合わせて顔料マットブラックを使います。型番の「EW」は「顔料と染料」インクという意味です。
EP-M552T、EW-M552T1はKEN-MB(ケンダマ)は顔料マットブラックを使用せずTAK-4CLの染料インクのみとなります。
型番の「EP」は「染料」インクという意味になります。
1-1.TAK-4CLの特徴
TAKはタケトンボの略です。
エプソンではこのように物体や昆虫等の名前をつけることが多いです。
タケトンボはエコタンク方式ですが、従来のインクカートリッジの良さも兼ねそろえた点が特徴です。
エコタンクなのに写真印刷が得意でキレイです。
「TAK-4CL」の4色のそれぞれの型番はフォトブラックがTAK‐PB-L、シアンが「TAK‐C」、マゼンタが「TAK‐M」、イエローが「TAK‐Y」です。
EP-M552T、EW-M552T1、EW-M752T、EW-M752T1などのプリンターがスタイリッシュなのも従来のエコタンクとは違う点ではないでしょうか?
これからはエコタンは業務用というイメージからパーソナル向けのプリンターとして家庭でも浸透していくのかもしれません。
1-2.TAK-4CLのセット品価格
TAK-4CLのセット内容は単品のTAK-PB、TAK-C、TAK-M、TAK-Yの4色になります。
全て染料インクです。そして「つよインク」だということは言うまでもありません。
エプソンインクは300年たっても写真プリントのキレイが続く「つよインク」というのが魅力ですよね。
セット商品の単品がありますが、セットのTAK-4CL はプリンター購入時に同梱されていたインクボトル同様、標準容量で1ボトルあたり12mlです。
下記のインク価格はエプソンダイレクトショップ(2020年7月13日時点)です。
型番 | セット内容 | インク容量 | インク価格(税込) | |
TAK-4CL | タケトンボ4色パック | インクボトル各 12ml | 2,640円 |
1-3.TAK-4CLの単品インク(タケトンボ)価格
単品で販売されているインクボトルは標準タイプと増量タイプの2種類があります。
型番の後ろに「L」とあるのが大容量タイプになります。例えば黒ですとTAK-PBは標準、TAK-PB-Lは大容量といった具合です。
それぞれの価格をエプソンダイレクトショップから抜粋してきました。
標準タイプ(12ml) 660円(税込)
増量タイプ(45ml) 2,200円(税込)
大容量タイプは単品で1本あたり2,200円(税込)まとめて4本購入すると8,800円(税込)となっています。(2020年07月13日時点)
成分 | 標準型番 | 色 | 大容量型番 | 色 |
染料 | TAK-PB | タケトンボ フォトブラック | TAK-PB-L | タケトンボ フォトブラック 増量 |
染料 | TAK-C | タケトンボ シアン | TAK-C-L | タケトンボ シアン 増量 |
染料 | TAK-M | タケトンボ マゼンタ | TAK-M-L | タケトンボ マゼンタ 増量 |
染料 | TAK-Y | タケトンボ イエロー | TAK-Y-L | タケトンボ イエロー 増量 |
余談ですが、エプソンの公式サイトでは「タケトンボ」と片仮名で表記されていますが、Google検索では「竹とんぼ」のように平仮名と漢字でも多く検索されているようです。
カタカナでの商品名がまだ認知されていないようですね。
2.TAK-4CL (タケトンボ)の純正品は高い
プリンターメーカーであるエプソンから発売されているのが、純正品のインクボトルです。
純正インクは「つよインク」と言うエプソン品質でとても高品質ですが、
EP-M552T、EP-M552T1はエコタンク方式で通常のインクカートリッジに比べるとインクも安価になっているのは嬉しい点ですが、
最近そのエコタンク方式のインクも少しずつ価格が上がっているような気がします。
2-1.TAK-4CLの1mlあたりのインク代は?
こちらもエプソンダイレクトの価格で計算してみました。驚くことにTAK-4CLは各色1mlあたりが55円になります。大容量でも49円です。EP-M552Tはエコタンク方式でも約3万円という買いやすい価格になった分、消耗品のインクボトルは高くなっているようです。
純正品 | ●TAK-PB | ●TAK-C | ●TAK-M | ●TAK-Y | 合計 | 価格 | コスト |
標準容量 | 12ml | 12ml | 12ml | 12ml | 48ml | 2,640円 | 55円/ml |
大容量 | 45ml | 45ml | 45ml | 45ml | 180ml | 8,800円 | 49円/ml |
2-2.従来のエコタンクと比較するとTAK-4CLは高い!
エプソンのインクタンク方式では機種も多い世代が一つ前のヤドカリ(YAD)・ハリネズミ(HAR)ですが、その価格kと比較してみました。YAD・HARは黒が140ml、カラーが70ml入っていて1mlあたり18円でした。価格はエプソンダイレクトのセット価格(2020年7月13日時点)です。
一方、TAK(タケトンボ)はまずインク量が大容量でもHARの半分の45mlしかはいっていません。
純正品 | ●YAD-BK | ●HAR-C | ●HAR-M | ●HAR-Y | 合計 | 価格 | コスト |
通常量 | 140ml | 70ml | 70ml | 70ml | 350ml | 6,160円 | 18円/ml |

もひっち