「PIXUSのTSシリーズって種類が多すぎて、結局どれを選べばいいか分からない」——そんな声をよく聞きます。2025年10月23日には新モデルのXK510・XK140・TS8930・TS7630も登場し、選択肢はさらに広がりました。
実はTSシリーズは「TSの後ろの最初の数字」でグレードが明確に分かれています。3000番台=エントリー、5000番台=コンパクト、6000番台=ADF付き、7000番台=薄型デザイン、8000番台=6色ハイブリッド、XK系=フラッグシップ、というイメージです。
この記事では2026年4月時点の現行モデルを価格・インクコスト・機能の3軸で徹底比較し、あなたの用途に合った1台が選べるよう解説します。
この記事の目次
PIXUS TSシリーズのグレードと基本構成を整理
まずはTSシリーズ全体のグレード構造を把握しましょう。数字の法則を知るだけで、購入時の判断が一気に楽になります。
| 型番グレード | 位置づけ | インク構成 | 代表モデル |
|---|---|---|---|
| TS3000番台 | エントリー(最安) | 2色一体型 | TS3530・TS3730 |
| TS5000番台 | コンパクト標準機 | 4色独立 | TS5430・TS5530 |
| TS6000番台 | ADF搭載スタンダード | 5色ハイブリッド | TS6630・TS6730 |
| TS7000番台 | 薄型デザイン重視 | 5色ハイブリッド | TS7530・TS7630 |
| TS8000・8900番台 | 写真高画質モデル | 6色ハイブリッド | TS8730・TS8930 |
| XK系 | フラッグシップ(最上位) | 6色プレミアム(XK510)/5色大容量(XK140) | XK510・XK140 |
2023年以降のモデルでは、6色インク搭載は原則としてTS8000番台以上のみ。写真画質を重視するならこのラインをまず候補にします。
💡 ポイント
下2桁が「30」のモデル(TS3530・TS6730など)は2023年の新世代、下2桁が「40」(XK140)や「10」(XK510)は2025年の最新世代です。新旧を見分ける目安になります。
印刷コスト(ランニングコスト)を徹底比較
本体価格の差は1〜2万円でも、5年使えばインク代の差が数万円になることもあります。公式値(キヤノン公表)を見ていきましょう。
| モデル | A4カラー文書(大容量) | L判写真 フチなし | 想定用途 |
|---|---|---|---|
| XK140 | 約4.1円 | 相対的に安価 | 文書大量・家計重視 |
| XK510 | 約11.1円※ | 約11.1円(文書は公式値参照) | 写真&高画質 |
| TS8730 | 約12.7円 | L判フチなし 標準 | 写真と文書バランス型 |
| TS6730 | 5色独立・中位 | 中位 | ADFでスキャン多用 |
| TS5530 | 4色独立・中位 | 4色のため写真は苦手 | たまに印刷、軽め用途 |
| TS3530 | 一体型カートリッジのため高め | 高め | 初期費用最優先 |
※XK510はL判写真印刷コストで約11.1円(キヤノン公式)を実現しており、従来のフラッグシップ比で写真1枚あたりのコスト改善が進みました。一方、A4文書中心ならXK140の約4.1円が頭ひとつ抜けた安さです。
TS3000番台は一体型カートリッジで、黒が切れるとカラーも交換になりやすく、印刷コストが実質高めになりがち。月に30枚以上印刷する家庭は5000番台以上を選ぶのが賢明です。
- 年賀状・写真メインで年1000枚ほど →XK140 or XK510
- 月100〜300枚の書類中心 →XK140 or TS6730
- ADFで申請書や領収書をスキャンしたい →TS6730 or TS7630
- 写真印刷の画質を妥協したくない →XK510 or TS8730
- 購入価格を最優先 →TS3530(ただし長期コストに注意)
機能と本体価格の違い|ADF・給紙・自動両面
コストだけでなく「日常の手間」を減らす機能差も重要です。毎日使う機能が欠けていると、数千円の差を後悔することになりかねません。
| モデル | 前面給紙 | 背面給紙 | ADF | 自動両面 | 液晶 |
|---|---|---|---|---|---|
| XK510 | ○ | ○ | × | ○ | 4.3型タッチ |
| XK140 | ○ | ○ | × | ○ | タッチ |
| TS8730 | ○ | ○ | × | ○ | 4.3型タッチ |
| TS7630/7530 | ○ | × | × | ○ | タッチ(小型) |
| TS6730 | ○ | ○ | ◯(最大35枚) | ○ | 小型液晶 |
| TS5530 | ○ | ○ | × | ○ | 小型液晶 |
| TS3530 | △(背面のみ) | ○ | × | × | 小型セグメント |
TS6730の最大の魅力は、A4を最大35枚までまとめてスキャン・コピーできるADF。確定申告や自治会の書類をまとめて電子化する家庭には圧倒的に便利です。
一方、TS7000番台は「薄型で置きやすい」が売り。ただし背面給紙がないため、厚紙や封筒の印刷は向きません。自動両面が付かないTS3530は、書籍原稿や両面レポートには不向きです。
📌 選ぶ前にチェック
「設置スペースの奥行き」は要注意。TS8730やXK510は奥行きが36cm前後と大きめで、カラーボックス上段には入らない場合があります。購入前に必ず設置場所の寸法を測りましょう。
用途別おすすめモデル|あなたに合うのはこれ
ここまでの比較をふまえ、ユーザータイプ別におすすめモデルをまとめました。迷ったらこの基準で決めてOKです。
- 写真を家族で大量に印刷したい →XK510(プレミアム6色・フォトブルーで青空や海がきれい)
- とにかく文書印刷コストを安く →XK140(A4カラー約4.1円はTSシリーズ最安クラス)
- 写真も文書もバランスよく →TS8730(6色ハイブリッドで万能)
- 書類スキャンが多い →TS6730(ADF35枚で時短)
- デザイン重視・リビング設置 →TS7630(薄型で生活感が出にくい)
- 年に数回のたまに印刷 →TS5530(4色独立でコスパ良好)
- 本体価格を最安に抑えたい →TS3530(一体型だが本体が安い)
なお、どの機種を選んでもインク代の負担は発生します。エコッテでは純正より最大90%安い詰め替えインクを取り扱っており、XK510・XK140・TS8730・TS6730などの最新モデルにも対応商品を順次ラインナップしています。印刷コストをさらに下げたい方は、エコッテの詰め替えインクコーナーもあわせてご検討ください。
まとめ|2026年のTSシリーズはグレードで決める
PIXUS TSシリーズは「数字が大きいほど高機能・高画質・低ランニングコスト」という原則を押さえるだけで、選び方が一気にシンプルになります。
2025年10月の新作(XK510・XK140・TS8930・TS7630)は、従来機から画質・コスト・デザインがそれぞれ進化しています。とくにXK140のA4文書約4.1円/枚とXK510のプレミアム6色は、それぞれ「コスト派」「画質派」にとって2026年イチの注目です。
本体選びと合わせて、インクの買い方を見直せば年間のコストは大きく変わります。詰め替え・互換の選択肢も含めて、あなたの使い方に最適な1台を見つけてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. TSシリーズの数字はなにを意味していますか?
TSの後ろの最初の数字がグレード(機能・画質・価格帯)、残りの数字が世代を表します。たとえばTS8730なら8000番台の高画質機の2023年世代、XK510はフラッグシップ系の2025年世代です。
Q2. 写真印刷に一番おすすめのモデルは?
2026年時点ではXK510が最有力です。プレミアム6色インク+フォトブルーにより光沢紙の色域が拡大し、明るい空や肌のグラデーションが滑らかに出ます。次点でTS8730が6色ハイブリッドで万能型です。
Q3. 文書メインならどれがコスパ最強ですか?
XK140が圧倒的です。A4カラー文書が約4.1円/枚と公表されており、TS8730(約12.7円)と比べて3分の1程度まで下がります。ただし写真のきめ細かさはXK510の方が上なので、用途で選び分けましょう。
Q4. 古いTSシリーズ(TS3330・TS8330など)はまだ使えますか?
本体としては問題なく使えますが、メーカー保証や修理対応の終了が順次進みます。インクや詰め替え商品が流通している間は継続使用可能です。買い替え時期の目安は、メーカーサポート終了の1〜2年前がおすすめです。
Q5. TS3530のような一体型カートリッジモデルは避けるべきですか?
印刷枚数が月30枚以下の「ほとんど使わない」家庭ならアリです。ただし、月50枚以上印刷する家庭はインク代が跳ね上がるため、独立型の5000番台以上をおすすめします。
この記事を書いた人
- 「詰め替えインクのエコッテ」のスタッフです。














