
ブラザー LC3111/LC3111-4PKは、2019年以降のブラザー家庭用インクジェット複合機の主力インクカートリッジです。DCP-J988N/DCP-J982N/MFC-J998DN/MFC-J903Nなど対応機種は10機種超に及び、現在も「lc3111 インク」「lc3111 互換インク」の検索ボリュームは月数千回規模。LC3111はBrother家庭用インクの「定番」と言える存在です。
一方で、純正LC3111-4PKの店頭価格は 約4,345円と高く、A4文書を月に数十枚〜数百枚印刷する家庭・小規模オフィスにとっては年間ランニングコストが無視できないレベルになります。本記事では、当店(エコッテ)の社内コスト調査(2026年5月時点)を基に、純正・互換・詰め替えの1ml単価/1枚あたりコストを定量比較し、用途別の最適解を提示します。
この記事の目次
LC3111/LC3111-4PKの基本情報と対応機種一覧
まずはLC3111の基本仕様から確認します。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| カートリッジ構成 | 4色独立タンク(LC3111BK/LC3111C/LC3111M/LC3111Y) |
| セット販売型番 | LC3111-4PK(4色パック) |
| 純正インク量 | 合計約31ml(ブラック10ml、カラー各約7ml) |
| 印刷可能枚数(純正) | ブラック約1,600ページ/カラー各約1,400ページ(A4・印字率5%基準) |
| 大容量タイプ | LC3111にXL(大容量)は存在しない |
| 顔料/染料 | 4色とも染料(写真も文書も同じインク) |
| 後継型番 | LC411(2021年以降の新型はLC411系へ移行) |
LC3111には大容量版がないため、印刷頻度が高い場合は 互換大容量インクまたは詰め替えインクを選ばないとコストが膨らみやすい構造になっています。
LC3111対応機種一覧(主要10機種以上)
- DCPシリーズ:DCP-J988N/DCP-J982N/DCP-J981N/DCP-J978N/DCP-J973N/DCP-J972N/DCP-J587N/DCP-J582N/DCP-J577N/DCP-J572N
- MFCシリーズ:MFC-J998DN/MFC-J998DWN/MFC-J903N/MFC-J898N/MFC-J893N/MFC-J738DN
とくに2019〜2021年に発売されたエントリー〜ミドルクラス機の主力インクとして広く採用されています。お使いのプリンターが対応機種か分からない場合は、本体上部のスキャナを開け、カートリッジに「LC3111」の表記があるかをご確認ください。
純正・互換・詰め替えインクの徹底比較表(独自データ)
本記事の核となるコスト比較です。当店の社内コスト調査(2026年5月時点)に基づき、LC3111の1ml単価・印刷可能枚数・1枚あたりコストを3種類で並列比較します。
| インク種別 | 4色セット価格 | 合計容量 | 1ml単価 | 推定印刷枚数(A4文書) | 1枚あたりコスト |
|---|---|---|---|---|---|
| 純正 LC3111-4PK | 約4,345円 | 約31ml(BK10ml+カラー各7ml) | 約140円/ml | 約1,400〜1,600枚 | 約2.7〜3.1円 |
| 再生(リサイクル)インク | 約3,718円 | 約31ml | 約120円/ml | 約1,400〜1,600枚 | 約2.3〜2.7円 |
| 互換インク(当店) | 約3,080円 | 約53ml(BK20ml+カラー各11ml) | 約58円/ml | 約2,400〜2,700枚 | 約1.1〜1.3円 |
| 詰め替えインク(当店・150ml) | 約4,510円 | 150ml(BK30ml+カラー各30ml) | 約30円/ml | 約7,200枚以上 | 約0.6円 |
※価格は2026年5月時点の主要通販サイト相場(当店調査)に基づきます。印刷可能枚数はBrother公式の「A4・印字率5%」基準を当店のインク量に当てはめた試算値です。実際の使用環境により変動します。
注目すべきは 互換インクの容量(純正の約1.7倍)と 詰め替えインクの圧倒的なml単価(純正の約21%)です。とくに月100枚以上印刷する小規模オフィスでは、純正→詰め替えで 1枚あたり約2.7円 → 約0.6円(約78%減)という極めて大きなコスト差が出ます。
失敗しない選び方|LC3111インクの4つのチェックポイント
純正・互換・詰め替えのどれを選ぶか、4つのチェックポイントで整理します。
チェック1:用途は文書中心?それとも写真中心?
LC3111は4色とも染料インクで、文書も写真もそつなくこなす設計です。ただし、長期保存性は染料の特性上やや弱め(直射日光下では数年で退色)。重要書類のアーカイブ用途なら、純正+アーカイブ用ファイルでの保管をおすすめします。
- 家庭の日常印刷(学校配布・家計簿・写真):互換インクで十分
- 小規模オフィスの伝票・請求書:詰め替えインクで年間コスト最小化
- 記念写真・年賀状のアルバム保管:純正+アーカイブファイル
チェック2:印刷頻度(月の枚数)はどれくらい?
- 月20枚以下:純正LC3111-4PKでも年間コストは1,000円以下。互換も検討余地
- 月50〜100枚:互換インクが最適解。1枚あたり約1.1円
- 月200〜500枚(小規模オフィス):詰め替えインクが最強。1枚あたり約0.6円
- 月500枚超:レーザープリンター(DCP-L2660DW等)への切り替えも検討
チェック3:詰め替えに必要な道具・スキル
詰め替えインクを使う場合は、純正カートリッジを再利用するためシリンジ・リセッター(ICチップリセッタ)・動画マニュアルが必要です。当店の詰め替えキットには上記すべてが付属し、初心者でも約15分で1色の詰め替えが完了します。LC3111シリーズは比較的詰め替えしやすい構造(上面スポンジ式)で、不器用な方でも成功率が高いカートリッジです。
チェック4:保証重視か、コスト重視か
当店の互換インク・詰め替えインクには、購入から1年以内の初期不良交換保証が付いています。さらに、互換インク使用が原因で本体が故障した場合の修理費補填サービスもご用意しています(要事前申請)。コスト重視でも保証は欲しい、というニーズに対応できる体制です。
LC3111インクの交換手順|純正・互換・詰め替え共通
LC3111/LC3111-4PKのインク交換は前面パネルから行います。スキャナを開ける必要がなく、Canonに比べて手順がシンプルです。
- 電源を入れる:電源OFFでは交換不可
- 前面のインクカバーを開く:印刷中でも液晶に「インクを交換してください」が出たら自動で停止する
- 該当色のロックレバーを上に押す:青いレバーが目印
- 古いカートリッジを引き抜く:手前にスライドさせる
- 新しいインクの保護パーツを外す:オレンジ色のキャップを取る。底面のシールを剥がす
- 新しいインクを差し込む:奥までしっかり差し、青いレバーを下に戻す
- インクカバーを閉じる:自動でクリーニングが始まる
互換インク使用時の注意:液晶に「インク残量が確認できません」と表示されることがありますが、印刷自体は可能です。「OK」または「印刷続行」を選択すれば通常印刷に進めます。
詰め替えインク使用時の追加手順:純正カートリッジを使い切ってから詰め替え。当店キット付属のリセッターでカートリッジのICチップをリセットすることで、残量検知が「満タン」に戻ります。詰め替え2回目以降は1回約3分で作業完了します。
LC3111年間ランニングコスト試算|月50枚/100枚/300枚パターン
当店の販売実績データを基に、LC3111の年間印刷コストを3パターンで試算します。カラー比率30%・印字率5%の標準条件です。
| 月の印刷枚数 | 純正LC3111-4PK | 互換インク(当店) | 詰め替えインク(当店) | 純正→詰め替え年間節約額 |
|---|---|---|---|---|
| 月50枚(年600枚) | 約1,650円/年 | 約700円/年 | 約360円/年 | 約1,290円 |
| 月100枚(年1,200枚) | 約3,300円/年 | 約1,400円/年 | 約720円/年 | 約2,580円 |
| 月300枚(年3,600枚) | 約9,900円/年 | 約4,200円/年 | 約2,160円/年 | 約7,740円 |
| 月500枚(年6,000枚/小規模オフィス) | 約16,500円/年 | 約7,000円/年 | 約3,600円/年 | 約12,900円 |
※エコッテ社内コスト調査(2026年5月時点)。LC3111は元々の純正単価が比較的安いため、絶対額の節約幅はCanon BCI系よりやや小さく見えますが、節約率では同等以上です。月500枚の小規模オフィスでは、5年累計で 約6.5万円のインク代節約が可能です。
LC3111互換・詰め替えインクのよくあるトラブルと対処法
- 「インク量が確認できません」エラー:液晶の「OK」または「印刷続行」を選択で通常印刷可能。互換品共通の仕様
- 「インクが検知できません」エラー(取り付け直後):底面の保護シールを完全に剥がす。シール片が残っていることが多い
- 印字がかすれる:プリンタ設定→メンテナンス→クリーニングを2〜3回実行。それでも改善しない場合はヘッド強力クリーニング
- 詰め替え後にインク漏れ:上面シールの隙間。専用シールを使う、または当店のシールキット(無料配布)を活用
- カートリッジが認識しない:ICチップ部分の指紋・汚れを乾いた布で拭く。それでも改善しない場合は当店の保証窓口へ
とくにLC3111系のトラブルは、当店の ブラザー詰め替え後のインク漏れ・検知エラー等トラブル解決方法のページで詳細解説しています。
まとめ|LC3111インクは「容量×単価」で選ぶ
ブラザー LC3111/LC3111-4PKは、家庭〜小規模オフィスの定番インクです。純正は 約4,345円/印刷約1,600枚/1枚約2.7円で、絶対的なコスパは悪くありません。しかし、当店の独自データ(社内コスト調査・2026年5月時点)でわかったポイントは次の3つです。
- 互換インク(当店)は 1ml約58円/1枚約1.1円(純正比約60%減・容量1.7倍)
- 詰め替えインク(当店)は 1ml約30円/1枚約0.6円(純正比約78%減)
- 月500枚の小規模オフィスでは、純正→詰め替えで 年間約12,900円の節約が可能
「絶対の品質保証」が必要なら純正、「コストを大胆に下げたい」なら詰め替え、「中間で安全に節約したい」なら互換インクが正解です。当店の互換・詰め替えインクは 1年間の初期不良交換保証+互換利用トラブル時の修理費補填に対応していますので、はじめての方も安心して試せます。
関連記事として、ブラザープリンター用インクの安いおすすめ、LC3111/LC3119系の詰め替え後トラブル解決法もぜひご覧ください。
エコッテの詰め替えインクカテゴリ、互換インクカテゴリでLC3111対応の各商品を取り揃えています。楽天ユーザーはエコッテ楽天店でもご購入いただけます。
この記事を書いた人
- 「詰め替えインクのエコッテ」のスタッフです。
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