「EW-056AとEW-456A、どっちを買えばインク代が安くなるの?」「MED互換インクは両方で使い回せる?」――エプソンのカラリオA4複合機を検討している方からよくいただく質問です。本記事では、Epson EW-056AとEpson EW-456Aの機能差・対応インク・年間ランニングコストを徹底整理し、買う前に押さえておくべき4つのポイントを解説します。
結論を先にお伝えすると、「2機種は対応インクが同じ(MEDメダマヤキ)」「機能差は給紙容量・液晶・自動両面の3点」「インク代はどちらも同じ」です。つまり「インクが共通=互換/詰め替え品を両方で使い回せる」ので、コスト面の心配はほぼなく、純粋に機能の必要性で選んで問題ありません。

この記事の目次
EW-056AとEW-456Aの基本スペックを一覧で比較
まず2機種のスペック差を一覧で把握しましょう。両モデルとも、エプソンのカラリオシリーズに属する家庭向けA4インクジェット複合機です。形状もよく似ていますが、「液晶」「自動両面」「給紙容量」の3点で明確な差があります。
| 項目 | EW-056A | EW-456A |
|---|---|---|
| 位置づけ | シンプル・エントリー | 機能性重視のエントリー+ |
| 対応インク | MED(メダマヤキ)4色独立 | MED(メダマヤキ)4色独立 |
| 顔料/染料 | 黒:顔料、カラー:染料 | 黒:顔料、カラー:染料 |
| 液晶モニター | ×(なし) | 1.44型カラー液晶 |
| 自動両面印刷 | × | ○ |
| 給紙(A4) | 50枚 | 100枚 |
| 給紙(ハガキ) | 20枚 | 30枚 |
| 名刺・カードサイズ印刷 | × | ○ |
| 印刷速度(A4写真/L判) | EW-456Aよりやや遅め | EW-056Aより速い |
| Wi-Fi/スマホ連携 | Wi-Fi/Epson Smart Panel/AirPrint | Wi-Fi/Epson Smart Panel/AirPrint |
| 実勢価格(参考) | 9,000〜11,000円台 | 11,500〜13,000円台 |
価格差は実質2,000〜3,000円程度ですが、その差で「液晶あり・自動両面・給紙倍増・名刺印刷」がついてくる、と考えると、頻繁に印刷する家庭ではEW-456Aの方がコストパフォーマンスが高いと感じる方が多いはずです。
対応インクは「完全に共通」――MED(メダマヤキ)の使い回しが可能
2機種のもっとも大きな共通点が、対応インクです。EW-056AとEW-456Aは、どちらもエプソン純正の「MED(メダマヤキ)」シリーズ4色独立カートリッジに対応します。型番も完全に同じです。
純正MEDシリーズの構成
- MED-BK:ブラック(顔料)/文書のくっきり感を担う
- MED-C:シアン(染料)
- MED-M:マゼンタ(染料)
- MED-Y:イエロー(染料)
- MED-4CL:4色まとめパック(純正・互換ともに展開)
顔料ブラック+染料3色という組み合わせは、文書印刷では黒のにじみが少なくくっきりと、写真やイラスト印刷ではカラーの発色が鮮やかに、という家庭向け機の典型構成です。EW-056Aで使っていたMEDインクは、EW-456Aにそのまま装着して使えます。
互換インク・詰め替えインクも「両機種対応」がほとんど
市場に出回っているMED互換インク・詰め替えインクは、パッケージや商品ページに「EW-056A/EW-456A対応」と明記されているものが大半です。これは2機種が同じカートリッジを採用しているため、メーカーがどちらの型番でも認識テストを行っているからです。
具体的には、エコッテをはじめ複数の互換インクメーカーが「MED-4CL互換4色パック」「MED-BK単品」を販売しており、どれもEW-056AとEW-456Aの両方で問題なく使えます。「EW-456Aを新たに買い足したけれど、EW-056A時代のインクストックが残っている」「家にある古いMED互換インクをそのまま使い回したい」といった用途にも向きます。

純正・互換・詰め替えで年間コストはどう変わる?
EW-056AとEW-456Aは対応インクが共通なので、ランニングコストも基本的には同じです。「どのインクを選ぶか」がそのまま家計に直結するので、この章では3パターンの運用で年間コストの差を見ていきます。
月100枚プラン(年1,200枚)の年間インク代目安
| インク選択 | 年間コスト目安 | 純正比 |
|---|---|---|
| 純正MED(標準) | 約14,000〜16,000円 | 100% |
| 純正MED-4CL(4色パック) | 約11,500〜13,500円 | 約85% |
| 互換MED-4CL(純正同等品質) | 約4,500〜6,000円 | 約35% |
| 詰め替えMED(30〜60ml×4本) | 約2,500〜4,000円 | 約20% |
月100枚レベルでも、互換インクに切り替えるだけで年間8,000〜10,000円の節約になり、詰め替えインクをマスターすればさらに1万円以上のコスト削減が可能です。これがEW-056A/EW-456Aどちらでも共通に享受できるメリットです。
月300枚プラン(年3,600枚)の年間インク代目安
| インク選択 | 年間コスト目安 | 純正比 |
|---|---|---|
| 純正MED-4CL中心 | 約34,000〜40,000円 | 100% |
| 互換MED-4CL中心 | 約13,500〜18,000円 | 約45% |
| 詰め替えMED中心 | 約7,500〜11,000円 | 約25% |
月300枚クラスになると、純正のみで運用した場合の年間4万円近いインク代を、詰め替え運用に切り替えると3万円以上節約できる計算になります。家庭でも在宅ワークや学生のレポート印刷が多い場合、十分に現実的な節約幅です。
より詳しいコスト試算は、Epson EW-056A 印刷コスト最適化の完全ガイド【2026年版】と、エプソン MED(メダマヤキ)インクのコスパ比較でも具体例を交えて解説しています。
機能で選ぶ|EW-456Aの「液晶+自動両面+給紙100枚」の価値
2機種のスペック差は3点に集約できます。「液晶」「自動両面」「給紙100枚(A4)」です。これらが日常の印刷シーンでどれだけ効くか、具体的なユースケースで見ていきましょう。
液晶があると便利な場面
- Wi-Fi接続の初期設定で、本体のパスワード入力画面が直感的に進められる
- 用紙サイズ・用紙種別を本体だけで変更できる(スマホやPC操作が不要)
- インク残量を液晶で視覚的に確認できる
- L判・はがき・名刺などのモード切替がボタン操作で済む
EW-056Aは液晶がないため、上記の操作はすべてランプ表示の組み合わせを読むか、スマホアプリ経由で行います。慣れれば問題ありませんが、家族で共有して使う場合や、たまにしか印刷しない方には、液晶ありの方が分かりやすいです。
自動両面が活きる場面
- 子どもの宿題プリント、学校配布物のコピーで裏表印刷を多用する
- 会議資料を裏表で印刷して用紙代を節約したい
- カラー写真集や年賀状の見開きデザインを両面で表現したい
手動両面(一度印刷した紙を裏返して再度給紙)でも対応はできますが、紙詰まりのリスクや「向きを間違えて再印刷」というロスがどうしても発生します。両面印刷の頻度が高い家庭・職場なら、EW-456Aの自動両面はそのストレスを大きく減らしてくれます。
給紙100枚+名刺サイズが効く場面
- 用紙トレイにA4を100枚セットしたまま「使うたびに継ぎ足し」しないで済む
- 名刺サイズの印刷(連絡先カード、簡易POPなど)が本体だけで完結する
- はがき30枚連続印刷で年賀状作成時の用紙交換頻度が半分になる

失敗しない選び方|4つの質問でセルフチェック
「どっちがいいの?」で迷う方は、以下の4つの質問にYes/Noで答えてみてください。Yesが2つ以上ならEW-456A、Yesが0〜1つならEW-056Aで十分というのが目安です。
- 月10枚以上、両面印刷をする(学校配布物・会議資料・自作冊子など)
- 家族で共有して使う/Wi-Fiやインク残量を本体液晶で確認したい
- 用紙トレイをA4で「セットしたままにしておきたい」
- 名刺サイズ・カードサイズの印刷をする予定がある
「印刷は週に数枚」「両面はあまり使わない」「とにかく安く済ませたい」――こういった方は、EW-056Aで十分満足できます。どちらを選んでもインクは同じ(MED)なので、機能の必要性だけで判断してOKです。
インクは「最初の1セット」を慎重に選ぶ
EW-056AもEW-456Aも、本体購入時に純正インクのスターターカートリッジが同梱されます。これを使い切ったあとの「2セット目」をどう選ぶかで、年間のインク代が大きく変わります。エコッテでは、両機種に対応する以下の商品を扱っています。
- エプソン互換インクカートリッジ一覧(MED-4CL互換あり)
- エプソン詰め替えインク一覧
- エプソン互換インクボトル一覧
詰め替えインクは「インク残量検知のリセット手順」を理解していないと、せっかく詰め替えても満タン認識されない場合があります。詳しくは詰め替えインクの残量検知のリセット方法で解説しています。エプソンならではのトラブル対処はキヤノン・エプソン・ブラザーどこのプリンターを選ぶ?もあわせて参考にしてください。
まとめ|EW-056AとEW-456Aは「使い方」で選んでOK、インクは共通
本記事のポイントを整理します。
- EW-056AとEW-456Aは対応インクが完全に同じ(MEDメダマヤキ)なので、互換/詰め替えインクの使い回しが可能
- 2機種の差は「液晶」「自動両面」「給紙容量」「名刺印刷」の4点に集約される
- 本体価格差は2,000〜3,000円程度。両面印刷を月10枚以上するならEW-456Aの方がコスパが良い
- 純正MEDから互換/詰め替えに切り替えると、月100枚プランで年間8,000〜13,000円の節約が現実的
- インク代は機種ではなく「どのインクを選ぶか」で決まる
EW-056A・EW-456Aどちらを選んでも、長期運用での節約はMEDインクの選び方が9割を決めます。エコッテのEpson EW-056A 互換/詰め替えインク徹底比較では、MED-4CL互換と詰め替えで「実際どこまで節約できたか」を金額ベースで紹介しているので、購入後の運用イメージを掴むのに役立ちます。
本体を決めたら、まずはエプソン対応インク一覧から、MED-4CL互換または詰め替えインクをチェックしてみてください。お使いの予定の機種(EW-056A/EW-456A)に合うインクが、純正の半額以下の価格で揃っています。

この記事を書いた人
- 「詰め替えインクのエコッテ」のスタッフです。
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