Canon BCI-371XL+370XLとBCI-371+370の違い徹底比較|TS5030/TS8030/TS9030対応【2026年版】

エコッテ スタッフ
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Canon BCI-371XL+370XLとBCI-371+370の違いを比較するアイキャッチ画像
Canon BCI-371XL+370XLとBCI-371+370の違いを比較するアイキャッチ画像
BCI-371は標準と大容量(XL)で同じ形・違うインク量。コスト差は一目瞭然

Canon PIXUSの5色独立インク機種(TS5030/TS5030S/TS6030/TS8030/TS9030/MG5730/MG6930/MG7730 ほか)のオーナーから、いちばん多く寄せられる質問が「BCI-371XL+370XLの大容量と、BCI-371+370の標準容量、どっちを買えばお得なのか?」です。Search Console のデータでも、「ts5030 インク」「ts8730 インク」「ts7530 インク」など5色独立機の純正型番関連クエリは月数千回単位で検索されています。

結論から言うと、月に数枚以下の超少量印刷の方を除けば、大容量XLのほうが1枚あたりコストが2~3割安く、トータルで明確にお得です。ただし、写真メインか文書メインか、純正にこだわるか互換も検討するか、によって最適解は変わります。

このページでは、Canonの公式仕様情報と販売店データを照らし合わせながら、BCI-371XL+370XLとBCI-371+370の違いを「容量」「印刷可能枚数」「価格」「1枚あたりコスト」「対応機種」「失敗しない購入手順」の6つの軸で完全比較します。最後には、コストをさらに圧縮する互換インクの選び方と、長年使ってきた5色独立機を“もう数年”延命させるための運用Tipsもまとめました。

1. BCI-371/370シリーズとは何か(基本のおさらい)

まず前提として、BCI-371/370はCanonの「5色独立カートリッジ」シリーズで、PIXUS TS5030/TS5030S/TS6030/TS8030/TS9030/MG5730/MG6930/MG7730F などの2016~2018年前後に発売された家庭・写真向け複合機で標準採用されています。

型番 インクのタイプ 主な役割
BCI-370PGBK 顔料ブラック(PGBK) 顔料 テキスト・書類用の黒
BCI-371BK 染料ブラック 染料 写真の暗部・グレートーン
BCI-371C/M/Y 染料カラー 染料 写真・カラー文書
BCI-371GY 染料グレー 染料 モノクロ写真の階調表現(一部機種のみ)

そして、これらのすべての型番に「XL」表記の大容量バージョンが用意されています。XLは標準と外形が同じで、ケースに入っているインク量だけが約1.5倍前後になっているのが基本仕様です。プリンター本体側で型番を切り替える必要はなく、標準とXLは同じスロットにそのまま入るので、混在運用も可能です。

BCI-371/370シリーズの色構成を示すカートリッジ並びイメージ
顔料ブラック1色+染料5色の構成。写真も書類も両立できるのが5色独立タイプの強み

2. BCI-371XL+370XL と BCI-371+370 の容量・印刷可能枚数を比較

もっとも気になる「印刷可能枚数」と「インク容量」の違いを、Canon公式FAQの数値ベースで整理します。実印刷では用紙の種類や写真比率で大きく上下するので、あくまで目安として参照してください。

項目 BCI-371+370(標準) BCI-371XL+370XL(大容量)
容量目安 各色約7~8ml 各色約11~15ml(標準の約1.5~2倍)
顔料BK 印刷枚数 約300ページ前後 約500ページ前後
カラー(5%被覆) L判写真 約34枚/A4文書 数百ページ L判写真 約60枚/A4文書 さらに延長
外形サイズ 標準 標準と同一
対応プリンター BCI-371/370対応機すべて 同左(XL対応外の機種は存在しない)

ポイントは、外形サイズが同じなのに中身が1.5倍前後増えていること。プリンター側で「XL未対応」になることはなく、混在も問題ありません。

3. 価格と1枚あたりコストを徹底比較

2026年時点の主要販売店相場(純正6色マルチパック基準)を、丸めた目安としてまとめます。為替や時期によって変動するので、購入時には最新価格を必ずご確認ください。

商品 純正6色セット 価格目安 1枚あたりコスト目安(カラーA4・5%被覆)
BCI-371+370/6MP(標準) 約7,500~8,500円 約20~25円
BCI-371XL+370XL/6MP(大容量) 約11,000~12,500円 約14~18円

標準とXLでセット価格は約4,000円ほどの差ですが、1枚あたりコストではXLのほうが2~3割安くなります。月に数十枚~数百枚プリントする家庭・小規模オフィスなら、半年もしないうちに価格差を回収できる計算です。

3-1. 「ちょい印刷」の家庭は標準が向くケースも

  • 年に数回、年賀状と確定申告書類しか刷らない方は、標準容量のほうが「使い切る前にインクが乾く」リスクを下げられる場合があります。
  • ただしCanonインクジェットは長期不使用がもっとも詰まりやすい原因なので、ここで重要なのは「容量よりも、月1回でも電源を入れて印刷すること」のほうだったりします。

3-2. ふだんから印刷する人は迷わずXL

  • カラー写真や塗り絵、子どもの教材、ハンドメイドの台紙などカラー印刷が多い方ほどXLのコストメリットは大きいです。
  • ブラックだけ大容量にして、カラーは標準にするという混在も可能。「BCI-370PGBKだけXLにして、染料BCI-371は標準」という選び方は、写真より文書中心の家庭で特に効きます。
標準容量と大容量XLの1枚あたりコスト比較イメージ
1枚あたりで2~3割の差。月数十枚以上印刷する家庭ほどXLが効いてきます

4. 失敗しない選び方|あなたに最適な構成はこの5パターン

BCI-371/370には複数の販売形態があります。「6色マルチパック(XL/標準)」「単色」「BK(PGBK/染料BK)2本セット」など。使い方ごとのおすすめ構成を5パターンに整理しました。

4-1. 写真メイン家庭:BCI-371XL+370XL/6MP(XL大容量マルチパック)

L判やはがき写真を月10枚以上印刷する場合、染料系の消耗が早いためすべての色をXLで揃えるのがコスト最適。常備しておくと「あと1色だけ足りない」事態も防げます。

4-2. 書類メイン家庭:370PGBKだけXL/カラーは標準

テキスト中心ならBCI-370PGBKの消費が最大。顔料ブラックだけ大容量に切り替えると、カラー側は標準のままでも十分長持ちします。

4-3. 写真も書類も:BCI-371XL+370XLにBCI-370XL(PGBK)を1本予備

もっとも汎用性の高い構成。XLマルチパック1セット+顔料ブラックの予備1本をストックしておけば、急な大量印刷にも対応できます。

4-4. ランニングコスト最優先:互換XLでまとめ買い

純正XLでも約14~18円/枚ですが、互換XLなら半額前後の8~12円/枚まで圧縮できます。家庭でA4文書中心なら、純正と差を感じることはほとんどありません。

4-5. 完全コスト最小:詰め替えインク

慣れた方向けの最強コスト圧縮策。1枚あたり数円台まで下げられますが、染料/顔料を入れ違えるとヘッド側のトラブル原因になるため、しっかり手順を確認してから使ってください。

5. 互換インク・詰め替えインクで純正XLよりさらに節約する

「純正XLでも高い」「もっと節約したい」という場合は、互換インク詰め替えインクがおすすめです。

5-1. 互換インクの選び方ポイント

  • ICチップ付き・残量表示対応を選ぶ。安すぎる商品は残量検知ができずプリンターが止まることがあります。
  • 顔料BK(PGBK)が顔料インクで作られているかを確認する。安価な互換では染料で代用しているものもあり、テキストのにじみ・耐水性に差が出ます。
  • レビュー件数・直近30日のレビューを必ず確認。海外ロット切替で品質が変わることがあるため、新しいレビューが大事です。

5-2. 詰め替えインクのチェックリスト

  • 顔料BK(BCI-370PGBK)と染料BK(BCI-371BK)は絶対に取り違えない。混ざるとヘッドが詰まりやすくなります。
  • 詰め替えキットにはノズル・手袋・治具がセットになっている製品を選ぶ。インク液だけで売られているタイプは初心者には難しいです。
  • 詰め替え後の最初の印刷は必ずノズルチェックパターン→必要時クリーニング。これでヘッドへのダメージを大きく減らせます。

エコッテでも、Canon用のBCI-370/BCI-371シリーズ互換インクと、Canon用 詰め替えインクをラインナップしています。互換も詰め替えも、純正と入れ替えても違和感のない発色を狙って設計しています。

詰め替えインクと互換インクの選び方をイメージしたフラットレイ画像
互換XL → 詰め替えと進むほどコストは下がる。準備物がそろっているキットが安心

6. BCI-371/370搭載機を長く使うための運用Tips

5色独立タイプのプリンターは、構造上「使えば長持ち、使わないと詰まる」という傾向がはっきり出ます。BCI-371/370搭載機を5年以上現役で使い続けるための運用Tipsを3つ紹介します。

6-1. 月1回の「お守り印刷」をカレンダーに登録する

BCI-371染料系のC/M/Y/GYは特に乾燥に弱いため、月初に1回だけでもA4のテストパターンを刷る習慣を作ると、ヘッド詰まりトラブルが体感で7割以上減ります。スマホのカレンダーに毎月1日の繰り返しイベントとして「ノズルチェック印刷」を登録するだけでOKです。

6-2. インクは「使い切る前に補充」が鉄則

BCI-371/370は、空の状態で放置するとプリンター内のチューブにエア(空気)が入り、復活クリーニングを大量に消費します。残量警告が出たら使い切る前に交換するのがインクの最終的な歩留まりを最大化するコツです。

6-3. 互換インクは「同じメーカーで揃える」

互換インクのロットや製造元が混ざると、発色や乾燥スピードが微妙に揃わず、写真印刷で差が出やすくなります。可能であればマルチパックなど同じ販売元・同じロットで揃えるのがおすすめです。

7. まとめ|BCI-371/370は「XL基準+互換併用」がベスト

長く使い続けるためのまとめです。

  • BCI-371/370は5色独立カートリッジ。標準とXLは外形同じで容量が約1.5~2倍違う。
  • 1枚あたりコストはXLが標準より2~3割安い。年間印刷量が多いほどXL一択。
  • 写真メインならBCI-371XL+370XLマルチパック、書類中心ならBCI-370PGBKだけXLに切り替えるだけでも効果大。
  • ランニングコストをさらに圧縮するなら、互換XL詰め替えインク。家庭用なら互換XLがバランスベスト。
  • もっとも大きいトラブル要因は「長期不使用→ヘッド乾燥」。月1回ノズルチェックを習慣化することで、5色独立機は5年以上戦えます。

「もうそろそろ純正だけだとキツい」「TS5030やTS8030をまだまだ使いたい」と感じている方は、まずはエコッテのBCI-370/371互換インク(XL対応)を、必要な色だけ単色で1本試してみてください。違和感がなければ次回からマルチパックでまとめ買いに切り替えるのがコスト最適です。

関連記事として、Canonインクの標準容量と大容量の違い徹底解説BCI-370 BCI-371のキャノンインク交換・互換インクは何が正解?Canonインクのよくあるトラブル対処もあわせてご活用ください。楽天店ですぐ買えるTS5030対応セットはエコッテ楽天市場店からどうぞ。

この記事を書いた人

エコッテ スタッフ
「詰め替えインクのエコッテ」のスタッフです。

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